筑波大附属小研究会2日目

6月16日(金)
 朝から雨。さすがに、この中を自転車で行く気になれず、今日は池袋から歩くことにした。さすがに歩くと結構かかった。
 今日は1時間目は夏坂学級の算数を参観。昨日算数の分科会で算数の面白いところという題でこの学級の子どもたちがパネルディスカッションのようなものをしたのだが、これが結構面白かったので、この学級を参観することにした。やはり、授業前の時間だったが、教室には結構な人が集まっていた。そこで、今日は、廊下側のコンクリート製のロッカーの上に座って見ることにした。ここからだと、視線も高くなりちょうどいいポジション。ただ、声が多少聞きづらいという難点もあった。子どもたちは大画面で自分が作った算数の問題とその解説のようなものを説明していた。パソコンを使って作ったものらしいが、販売用のソフトの問題のようにクリックすると、ヒントが出たり、解説がでたりと工夫されていた。
 実際の授業はそのパソコンを使って速さについての学習をした。パソコンならではの問題で、実際にその画面を見ながらストップウォッチで時間の計測をするなど楽しい時間となった。後から協議会でもたもたしていたというような厳しい意見もあったが、こういうもたもたも大切にして意味を一人ひとりが消化して本当の子ども力にしていきたいという気持ちも充分に伝わってくる授業だった。子どもたちは、さまざまな疑問を出し、さまざまな考え方を出し、いろいろなところでこだわりながら学んでいた。いいクラスだなあと思った。
 
 午後からは体育の分科会に参加した。体育の分科会は授業公開もあったので、最新の体育の流れについて知りたいと思い参加した。
 筑波の体育は1時間で二つの関係のない領域のものを扱っていた。今回はバレーの基礎となるゲームとマット運動の側転の前ひねりだった。分科会で私自身よく分からなかった次の二つのことを質問をした。なぜ二つの領域をするのかということと、側転の前ひねりの価値についてだ。
 二つの領域についてであるが、器械運動系や、縄跳びなどと、他の領域を組み合わせることが多いということだった。器械運動や縄跳びなど、ある程度継続してやらなくては身につかない領域は、こうすることで、長期間継続して取り組むことができるからだという。見た感じどちらの領域も消化不良のような気もしたが、確かにこうした利点はあるなあと思った。側転の前ひねるの価値については、前方転回へつなげていくための技という答えだった。この技自体にはそれほど、競技体操では価値は見出していないものだが、こうして前段階のものというとらえ方をすることで、教育としての価値は出てくるものだといういい例だと感じた。ただ、側転の前ひねり自体も結構難しいし、これを前方転回にしていくためにも癖を直すときに難しいのと同様、もう一段階の困難さがあると思うので、知識としては分かったが、まだやったことがないので、なんとも言えない。近いうちに挑戦してみたい。
 2日間、ともていい勉強になった。

 予定では日曜日に飛行機で帰ることにしていたのであるが、急な事情で早く帰らなくてはならなくなった。そこで、今日の長距離バスを利用して帰ろうと思い、津和野エクスプレスの手配のため石見交通に電話した。すると、JRのみどりの窓口にあるといわれたので、池袋のみどりの窓口を探していた。そこへ、石見交通から電話(携帯)かかってきてた。なんと、JRの緑の窓口用の切符は売り切れという、残る方法は、大手旅行会社の窓口に行き、手配するというもの。残りは5席だという。どこにあるかを聞くと、それはわからないという返事。(このあたりはちょっと冷たい)津和野エクスプレスの予約のシステムはちょっと不親切だなあと感じた。この時に大手旅行会社の例として出された「日本旅行」の言葉をたよりに一応帰る準備をして、長距離バス出発の新宿まで、自転車で行った。(夕方には雨が止んでいた)そこにHISがあったので、長距離バスのことを言うと、日本旅行についてはパック旅行しか扱ってないので、日本旅行に直接行ってほしいと言われた。その場所を教えてもらい、日本旅行へ行く。そして、切符をとってもらおうとしたが、なんと、探し回っている時間に予約が入ったのだろう、満席という返事・・・・ショック。
 せっかく新宿まで来たのに、再び池袋までもどり、対策を練る。出した結論は、今日も、池袋のホテルに泊まり、6時20分発ののぞみに乗って帰り、つれあいに新山口まで迎えにきてもらうというもの。
 朝早いので起きれるか心配だったが、ついついアルゼンチン戦を見てしまう。アルゼンチン・・・強い。

My tracks 2006