第64回益田教育サークル

1月29日(木)
 第64回益田教育サークル。本日の参加者 安部、広山夫妻、大嶋、松浦、原の6名。
本日の話題
 基礎学力をどのようにつけていくか (原)
  実践報告というよりも、最近の私自身の課題をみんなで考えてほしいと思いレポートの提出。
  楽しい雰囲気の中で力をつけていくという方法の一つに最近注目しているのがフラッシュカード。フラッシュカード自体は随分前から知っていたが、課題意識を持つようになってから、自分の実践に取り入れたいと思うようになった。そういう気持ちで、いろいろな本を読んでいると、以前は引っかからなかった箇所にひっかかる。最近ひっかかった本を紹介。《詳しくはこちら
 学級通信(広山)
 8枚。毎日のように発行している広山さんの学級通信「ファースト・ステージ」。号数だけではない、内容のある通信である。面白そうな授業の様子もあり、これがそのまま、広山さん自体の教育実践記録という位置づけにもなるような通信である。その授業の紹介で面白いと思ったもの。社会科の「裁判所」の授業の導入部。「行列のできるわけがない法律相談所」ということで、面白い事例で、有罪か無罪かを考えさせるというもの。そして、こういうことを判断するところが裁判所というように進んでいく授業。今度、裁判所の授業をやるときには追試してみたいと思った。
 広大附属小公開研究会報告(大嶋)
 1月23日・24日にあった研究会の報告。実際には行けなくてもこうして、情報として入るというのは、サークルをやっていて、得したなあと思う瞬間である。今回の報告も少なからず衝撃を受けた。
 広大附属は総合学習の一つとして、英語に取り組んでいるそうであるが、その授業の報告。
 大嶋さんによると、6年生の子どもたちとは思えないぐらい英語が話せる子どもたちだったそうである。ここの特徴は、会話だけでなく、書くこともセットにして、やっているということで、小学生の英語としてはどうか??と思っていたが、授業の様子や、研究協議の時の様子を聞いているとなるほどと思った。ライティングというと、私たちが中学校以降やっていた、スペルを覚えるという苦行に近い感覚を思い出すが、広大附属では、Aを「エイ」と教えるのではなく「アッ」というように発音で教えて、ヒアリングをするだけで、スペルが分かるというようにしていくそうである。アルファベットと発音は違うものという感覚があるが、ここでは、それの一体化を目指しているそうである。また、英語塾の講師と連携してファインディングアウトという人間性を重視した指導法を進めているということである。大嶋さんによると、1時間中いろいろな活動があり、見ていても楽しかったということだった。やはり、ここでもフラッシュカードは活躍していたそうだ。
 不審者の対応について(安部)
 真砂小で、今度不審者に関しての避難訓練を予定している。それについてどういうことに配慮したらいいか?という話題提供だった。こればっかりは、どのようにして不審者が入ってくるのか?いきなり刺されるとか、そっと分からないようにして入ってくるとか、大声でどなりながら入ってくるとか?武器を持っているのか、もっていないのかなど、いろいろなことが想定されるので、マニアルを作るといっても、原則を確認するということぐらいしかできないのではないかと思う。幸い高津小で先日教員対象に不審者に関する避難訓練があったそうで、そのときの様子を聞くことができた。
 それにしても、こういうことを訓練しなくてはならない世の中になったのか、と思うと、非常に悲しい気がする。
 表現ダンス発表会ビデオ(広山な)
 本日昼間にあった、発表会のビデオ。練習期間が少ない中よくやっていたと思う。子どもたちが喜んでやったというのがなにより。技術的には視線が気になった。視線を意識させることで、随分印象が違うと思った。

 今回は安部教頭先生に司会をお願いした。前までは私と広山さんが交代で司会をしていたが、最近はメンバーの輪番制にしている。さすが安部先生の司会はぴりっとしていて一味違う感じがした。

 次回のサークルは、行事の関係で少し間があく。2月26日(木)の予定。

MyTracks2004