漢字学習について

1月14日(水)
 漢字の読み書きを指導するというのはなかなか大変である。私も今までに赤ネコ漢字スキル、一日5問テスト方式、落研のドリルなどいろいろやってきた。それなりに成果もあったが、今年度はそれをそのまま使うわけにはいかなかった。
 2つの学校が統合して、すぐの複式5,6年生の担任である。なんと2つの学校の漢字の学習の仕方が違っていたのだ。一つの学校は、国語の単元に関係なくそれぞれの学年の漢字を学習していた。もう一つの学校は、学年関係なしで、単元に出てくる漢字を学習していた。今年度はその両方の学校から子どもたちが来て、一つの教室で漢字の学習をしていくわけである。最初どうしようか悩んだが、腹をくくった。1年間で、5,6年両方の漢字を学習させようと。
 1学期は、(秋田先生に教えていただいた方法)教科書の後ろにある新出漢字表の見開き(2ページ分)の漢字の中から毎日5問ずつテストをした。1日に2ページずつ進むのである。5問中3問を合格とした。書き順つきである。私がテストの出題を黒板に書くとき、(3)というように数字をつける。書き順でその画数のところは色を変えて書くのである。不合格の子は、次の日の漢字の練習をするというようにした。こうして、2学年分を1学期の間に二周りぐらいすることができた。
 2学期は文章の中での漢字を習得させたいと思い、落ち研のドリルを使って1週間に2回、計20回のテストをした。これで、5,6年の漢字を全てテストしたことになる。
 1,2学期、以上のようにやってきたが漢字の定着はまだ充分ではない。特に5年生にとっては、1年間に2年分を学習したことになる。完全に定着するのは大変だ。
 一通りどちらの学年の漢字の学習はしたので、6年生にとっては漢字学習の違いは、なんとかうめることができた。
 そこで、この3学期は、それぞれの学年の漢字に限定して定着を目指すことにした。それぞれの学年の漢字について1日5問ずつのテストをするのである。出題する問題を前日に予告し、それを次の日の終礼時にテストするという方法をとった。
 本日その1回目。全員合格。今まで苦手でいやがっていたY君もS君も合格して喜んでした。
 また、今学期は、読みについての指導にも力を入れることにした。フラッシュカードを使うことにしたのである。1日5問テストをするときに次のテストの予告として掲示する紙をそのままフラッシュカードとして使用できるように画用紙で作成するのである。また、カードが増えるまでは、平行して、この前ダウンロードしたフラッシュカードのソフトも使う。
 読みについては、給食が早く終わった子からチェックしていくという方法をとっている。こちらは先日より毎日つづけている。今のところゲーム感覚で楽しくできている。小規模校ならではの方法かもしれないが、少人数のよさを最大限有効に活用していきたい。

MyTracks2004