器械体操の審判だ〜
5月31日(土)
島根県の高校総体。私は浜田に器械体操の審判に行った。今日は規定演技、明日は自由演技である。現在島根県の高校で器械体操部があるのは、浜田高校、大社高校、松江北高校、開星高校の4校である。私が現役だったころは、益田高校、益田工業高校、浜田商業、松江工業、出雲工業など、まだまだたくさんの高校に体操部があったのであるが、ここ10年ぐらいで、ぐっと減ってしまった。とても残念なことである。
今回から、新跳馬が導入された。今までの長細い馬のイメージからはちょっと変わって、平べったいベロのような形になった。ロンダードから入る技が増え危険防止のため、というのと、スプリングが入ってよりダイナミックな技を要求されるためという意味から変更がなされたとは思われる。ただでさえ器械体操の器具は値段が高いのにこう頻繁に器具の規格が変っていたのでは財政的にも器械体操部は存続が難しくなるだろうと思う。ロイター板(踏み切り板)も4年ぐらい前にスプリング式(2つ)になったと思っていたのに、今回の変更で、スプリングが8つも入っていた。
床も昨年県立体育館の床運動用のフロアが耐久年数を過ぎてぼろぼろになったので、今回新しくなっていた。前の床フロアは1セット1000万円以上するものだったので、新しいものも相当値段がするものだろうと思う。高校の現場でこれだけの練習設備をそろえることは不可能なので、器具が改良されることで、ますます器械体操は限られた者のためのスポーツになって行きそうでとても複雑な心境である。
今回も実際跳馬の審判をしていたのであるが、新跳馬に慣れていない感じで空中で回転しすぎ、着地を失敗する子も多かった。
明日は、自由演技。規定演技は結構いい感じの子もいたので、明日の自由演技はどんな技をするのか楽しみである。
これが新跳馬だ!・・・なんだかベロのよう
修学旅行の写真は今回、全てデジカメで撮った。全部で230枚。デジカメならではの贅沢な撮影枚数である。私のデジカメは200万画素で今回の撮影は一段階サイズを落として枚数重視で行った。審判の帰りにカメラのキタムラにより初めてデジタルプリントをしてみた。スマートメディアをPCに入れ、画面の指示に従ってプリントを注文していくのである。思ったより簡単で、これならこれからも利用したいなあと思えるほどだった。また、出来上がった写真を見てみると、35ミリフィルムと全くかわらないぐらいのできで、インクジェットのように色落ちはしないということだった。拡大するとあらが目立つとは思われるが、普通の写真サイズならまったく分からない。また、1枚35円で、1枚からでも注文でき、待つ時間も少ない。フィルムカメラが売れなくなるのもうなづける。