第57回益田教育サークル

10月9日(木)
 第57回益田教育サークル。本日の話題。

伊藤氏
 「1年生の算数の模擬授業。」
 いつものようにテンポよく、スモールステップで6−3−1などの計算の仕方を授業する。向山型。計算の手順を補助計算や、言葉で復唱することで、より明確に意識できるような気がした。これなら1年生もわかりやすいだろうなあと思った。

広山氏
 「とってもきの道徳授業Vの原稿」
 前回の命の尊さの授業の続編というか、対象学年の変更のため、新しく作ったものの模擬授業的、検討。授業を実際に受けてみてどう感じたかで話し合った。命という、テーマとしたら一番大切な、一番重いテーマだけあり、さすがの広山氏も大変そうだった。一休さんの話から始まり、最後には三途の川、賽の河原の話へとつながり、命の尊さを感じ取らせるという流れだった。親よりも先に死ぬことは、本当に悲しいことというメッセージは分かるが、不慮の事故でなくなってしまう子どももいるわけで、そこのところがひっかかった。

松浦氏
 「国語の授業:ごんぎつねの指導案検討」
 「ごんぎつね」をどう授業するか?で、国語の授業の進め方をそれぞれ、どのようにやっているかを出し合った。気持ちを追っていく授業、分析批評、追求形態の授業などいろいろ出た。松浦さんは担任を持つのが初めてということで、国語の授業のやり方についてどうすればいいのか迷っているという。
 私自身は、「ごんぎつね」のような名作は感動というか、登場人物に共感するようなことは、最初に読んだだけである程度はできると思うのでどんな気持ち?と問うようなことはほとんどしない。現に、私の息子が小さいときに「ごんぎつね」の読み聞かせをしてやったことがあるが、その時、泣きながら聞いていた。小さな子どもでも、一読だけで、ある程度は感動や共感はあるのである。
 私はやはり、追求形態の授業、言葉にこだわりながら、問題意識があるところを検討していくことで最初の読みのイメージがより深まったイメージになっていくような授業をしたいと考えているということを話した。

奈緒子氏
 「社会科の授業案について」
 お店について、子どもたちが課題を持ち、その課題にそって調べたことを発表する授業。子どもたちそれぞれが課題意識を持って調べたということは大切なことである。しかし、それぞれの子の課題が違い、お店が違うという点はどうだろうか?ということが話題になった。そのお店の”売り”について調べるとか、そのお店の”ひみつ”について調べるとかの共通項があった方がいいのではないかと思った。

本日の参加者 (安部、広山夫妻、大嶋、椋木、松浦、原の7名)
次回は10月29日(水)。教材解釈もする予定。