最初の料理を何にするかいろいろ悩んだが、ダッチオーブンといえばローストビーフということでこの料理に挑戦することにした。
 何もかも初めてなので、いろいろ調べたところ燃料には豆炭がいいと書いてあった。そこで早速、5Kg680円で豆炭を購入。

 豆炭といえばアンカを思い出す。実は、私が小さいころ、うちの家は冬の暖房器具として豆炭アンカを愛用していたのである。妻にそのことを話すと豆炭って何?という返事。意外だったけど、そういえば豆炭はその時以来一度も使用したことがなく、聞いたこともなかったので、過去のものになっていたんだなあと妙に納得。
 しかし、我が家はダッチオーブンに使用ということで豆炭は復活を果たしたのである。

 ローストビーフ用の肉、もも肉400グラムのかたまりを二つ購入。
キッチンペーパーで肉の水分をよくふきとり
 すったにんにくと塩、コショウをよく肉にもみこむ。そのままねかせている間に、火の準備する。

 豆炭を火おこし器に入れ、火をつける。

 ダッチオーブンをあたため、オリーブオイルをいれる。肉をいれ、表面を焼く。

 ふたの上に豆炭を乗せ、上下から熱を加える。(今回は下からの火はシングルバーナーにした)

 そのまま、25分ぐらいほっておくのだ。いよいよふたを開けるとき。この瞬間がうれしいものである。ふたを開けた瞬間水蒸気がもあっと出てきた。いい香りがあたりをただようのだ。肉に鉄の串を刺し、焼き具合をみた。さした瞬間赤い肉汁がジューとでてくる。もう少しだなあと思い、もう20分ぐらいかけることに。

 完成である。やや、焼けすぎの感があり、あの赤い肉のイメージとは違っていたが、とてもやわらかく、おいしくできあがったのだ。

 なべのそこに残っていた肉汁に赤ワインとコンソメと小麦粉、バター、コショウを入れ余熱を利用してソースを作る。このソースもなかなかのもので、ローストビーフにかけて食べる。

 初めてのダッチオーブン料理はまずは合格と言うところだろうか。
 次回は、スープに挑戦。