終業式

7月20日(木)
 今日は終業式。真砂小では、終業式の中で、一人ひとりが1学期の思い出を発表する。その発表を聞きながら、いろいろなことを思った。今年も多かったのは、日晩山の登山。これなどは、つらいことの方が多く、頂上に登ってすばらしい景色を見ることができるのはほんのちょっとの間という行事なのだが、これが毎年、一番の思い出として子どもたちの口から出てくる。その他、乗れなかった一輪車が乗れるようになった、とか、水泳で泳げるようになったなど、もあった。人は、困難なことを乗り越えることで成長するし、ご褒美としてそのことがいい思い出として残るものなのかもしれない。困難を乗り越えて、ほんの一瞬でもいいので、そこに報われるような時間があれば、それまでの苦労も全ていい思い出になるのだろう。
 私自身を振り返ってみると、「つぎはぎ日本一周」での一番の思い出は?と聞かれると、やはり、困難を乗り越えたような箇所や場面を思い浮かべる。鋳物師戻峠のことや、宮の浦の野宿のことなどだ。
 そうして考えると、子どもの成長は、いかに困難を経験させ、その後に達成感を味わわすことができるかということがポイントだと思う。

My tracks 2006