尾道

4月18日(火)
 昨日『つぎはぎ日本一周』で尾道を訪れたのだが、尾道という町は、不思議な魅力がある。ここ2〜3年の間に6回ぐらいは来ているのだが、そのたびにいい町だなあ〜雰囲気のある町だなあと思う。狭い空間に海と山があり、斜面にもびっしりと家が立ち並ぶ。この言葉だけ聞くとごちゃごちゃしていてあまりいいイメージは受けないかもしれないが、このごちゃごちゃした雰囲気がいいのである。町の中が迷路のようになっていて、狭い道が斜面にたくさんある。その小道の雰囲気といい、坂の雰囲気といい、懐かしさを感じるどこかほっとする空間なのだ。そして、そのごちゃごちゃした斜面から町の方を見下ろすと、尾道水道が見え、今いる小道の狭い空間とは対称的に明るく伸びやかな空間がそこには広がっている。過去幾多の作家、映画人などがこの町に魅せられここで作品を書いたり、映画を撮ったりしたことも納得できる、そんな魅力を持つ町だ。

  

My tracks 2006