津和野川を上るV

3月11日(土)
 初夏を思わせるような天気、こんな日はじっとしていてはもったいない。ということで、トレーニングもかねて、午後から「津和野川を上る」の続きをした。登山道のようになった吹野川沿いの道、車は4WDではないのであまり奥までは行けない。前回のところより少し手前まで行き、そこから水源を目指してグレートジャーニーでスタートした。この道はMTBでないと登れないようなそんな道。一番軽いギヤにしてもきつかった。渓流のようないい雰囲気の川ではあったが、坂がきついためにその景色を味わう余裕はなかった。途中、ぬかるみのようなところもあり、前回同様ドロが跳ねる中での走行。そんな中スタートから2キロ近く行ったところで、ちょっと開けたところに出た。そこは昔は田んぼがあったらしく、荒地ではあったが、棚田のような地形をしていた。朽ちかけている家もあった。以前はこんな山の中にも人が住んでいたのだ。そして、ついに道がなくなり川も水たまりのようになった。水源とは確定できなかったが、これ以上は無理そう。ということで、吹野川の水源を制覇と自分で勝手に思い込んで、吹野川シリーズを終えた。未舗装の急な道で、途中狭いところや崖になっているようなところもあったので、下りは慎重に下った。MTBの面白さはこんな山道を走ることにあるのだと思うが、その面白さの一端を味わうことができたように思う。
 3キロぐらいで水源に到着してしまったので、時間的には充分余裕がある。このまま帰るのはもったいないので、津和野川の本流の方向、木部小の方に向けて上ることにした。
 津和野川と吹野川に分かれるあたりまで車で移動し、そこからまた、スタートを切った。津和野川の本流である。吹野川沿いのものすごい山道を経験しているため、土手の未舗装の道を通ったのだが、とても快適に感じた。一度大変なことを経験すると、それよりもきつくなかったら全然平気になる。何でもそうだとは思うが、経験って本当に大事だということを肌で感じることができた。
 この辺りの川は、期待はずれだった。匹見峡まではいかなくても、少しは綺麗な川が流れていると思っていたのだが、両岸をびしっとコンクリートでかためていて、町の中を流れている川のよう。水源が近い川とは思えなかった。おまけに、いよいよ水源近くだ!と思ったところで、なんと三面張りのコンクリートが出現。それが、結構な距離続いていた。ショック!こんなところを三面張りにする必要なんて絶対ないのに・・・・。そして、下には人家も何もないようなところに砂防ダムが・・・・。そのダムのちょっと上はもう、峠なのだ。これも、絶対必要ないはず・・・。そのダムからは立ち入り禁止になっていたし、もうほとんど水が見えなかったので、ダム側の川はあきらめ、ダムの手前でもう一本川が分かれていたので、その川の方向へ行った。ここも、すぐに溝のようになり、水源らしいところまできた。その横をまだ、上まで道が続いていたので、そのまま進んでみたところ益田と津和野の境の道で、現在はトンネルがあるが、そのトンネルの上をとおっている道だった。峠まで行き、そこで引き返した。
 車があるところまで、道路を下っていると、なんと途中パトカーが寄ってきて、MTBを止めさせられた。「つぎはぎ日本一周」であちこち旅しているのだが、職務質問は初めて。益田のすぐ近くなのだが・・・。それだけ、自転車を趣味にしている人などこのあたりにはいないということなのだろう。
 ということでいろいろあったが、今日の津和野川を上るは終了。  くわしくはこちら「吹野〜水源」と「木部〜水源」。


吹野川の水源ということにしておこう。

My tracks 2006