グラントワで研修会&風景画に想う

1月8日(日)
 グラントワで研修会。こういうところで、教育関係の研修会が開催できるんだなあと妙に感心。参加者多数で、実りのある研修会だった。
 終了後、年間パスポートもあるので、グラントワの美術館に入った。葛飾北斎展をしていた。美人画、人物画もあったが、風景画に興味をそそられた。江戸時代のいろいろな場所の風景がいきいきと描かれていた。
 もう一つの特別展として大下藤次郎という画家の作品を展示してあった。知らなかったが、この人は、明治時代の水彩画ブームの立役者ということだった。100年前の日本の風景やオーストラリアなどの海外の風景がとてもあたたかく繊細なタッチで描かれていた。風景ということで英国のスコットランド国立美術館で観たコンスタブルの絵のことを思い出していた。展示を観ていたら大下藤次郎の作品に雲を描いているものがあった。そう言えばコンスタブルも雲とか、空とかをいくつも、いくつも描いていたということを思い出した。どこか共通点があるのかも。
 北斎の富岳三十六景にしても、大下藤次郎の風景にしても、現在の同じ場所を探しながら比較をする旅というのも面白そうだなあ〜などと思った。すぐ自転車の旅のテーマに結び付けたがる私であった。

My tracks 2006