島大の講座2日目

8月19日(金)
 教育社会学概説の2日目。2日間でなるほど、と思ったことをいくつか。
○農業を中心とする社会には、時間に区切りをつける必要がない。工業を中心とする社会には、時間に区切りをつけるのが、都合がいい。時間割とは・・・時間厳守という価値観、すなわち、工業を中心とする価値観。
○当初学校とは、乗り合いバスで、教師という運転手1人で40人をある目的地へつれていくものだった。最近は、豊かになり、一人ひとりが車をもっていて、一人で運転して目的地に行きたいという子が増えてきた。
○個人主義の思想
  アイデンティティー・・・identity 自我同一性と約されているが、実は、動詞はidentifyで同一視する、同一化するという意味で、自分以外の対象がいるわけなので、identityは他者の存在を認めた上の自分、自他同一性と約した方がいいと思う。
  subject・・・主語、主体 もこれと同じで、subject to  「従属する」という意味なので、やはり、主語というのも、他者の存在があっての主語。
  個人・・・・本来は自分以外の何かと関わった上での個人。決して孤人ではない、はずではるが、日本では、ニンベンに固い、他者と関わるという部分をまるっきり忘れているかのよう。
○学校制度
  階級的複線型(属性原理によって、受けられる教育が決まっている)→民主的単線型(機会均等、業績主義、能力によって受けられる教育が決まってくる)
  結果は不平等・・・「理不尽な不平等」か「納得できる不平等」か

最後にレポートを書いて終了。

My tracks 2005