ツール・ド・フランス

7月5日(火)
 2005ツール・ド・フランスが始まった。
 ツール・ド・フランスといえばランス・アームストロングである。彼は、昨年の大会で前人未到の6連覇を成し遂げた偉大な人である。参加することだけでも名誉ある大会なのであるが、(日本人でツール・ド・フランスを走った人は今中大介だた一人)その大会でなんと6連覇をした超人なのだ。
 ランス・アームストロングは、1996年、25歳のとき、突然、悲劇に襲われた。睾丸癌が発見されたのだ。しかも、もうすでに、その癌は肺と脳にも転移し、致命的なものだった。しかし、彼は癌と戦うことを選び、化学療法と、癌の摘出、頭蓋骨をドリルで開けて脳の癌も削除するという、聞いただけでも震えてしまうほどの治療を行ったのだ。延命率は20パーセントと言われるほど、深刻な状態だったのだが、彼は奇跡的に生還した。生きているということだけで、奇跡に近いのに、なんと、その後も選手として復活し、癌になるまではなしえなかった1999ツール・ド・フランスの優勝という快挙を成し遂げたのだ。本当に夢のようなストーリー現実にした男なのだ。その後、6連覇というツール・ド・フランスの100年の歴史の中でも誰も成し遂げることができなかった快挙を昨年の大会でやってのけたのである。
 そのランス・アームストロングが、今期を最後に引退するという。彼を見ることができる最後のツール・ド・フランスだ。7連覇という夢を追って、スタートを切ったのだ。
 残念ながら、テレビではスカパーしかやっていないので、見ることはできないが、ホームページではレポートとしてみることができる。この大会は3600キロを3週間かけて走りぬく過酷なレースである。まだ、始まったばかりで、アームストロングはトップではないが、これから先の彼の走りをとても楽しみにしている。
 レポートはこちらから@  A

My tracks 2005