人権・同和教育講演会
7月26日(月)
益田市の人権センターで人権・同和教育の講演会があった。
講師は 金 香百合 さん「HEALホリスティック教育実践研究所」。
現代社会の問題の元凶は、「体の栄養とこころの栄養が不足しているからである。」として、それらをきっちりととることの重要さを語られた。
体の栄養とは
食べる・・・健康のことを考え、おいしく食べる。
寝る・・・睡眠時間をしっかりと確保して、すっきりとした目覚め。
運動・・・・体をしっかり動かして、細胞を活性化。
これがしっかりしてないといけないということだった。
こころの栄養とは
安心と安全「自分がいる場所が安全であり、安心することができる」
大切にされている。
自分に関心をもってくれている人がいる。
自分の話を聴いてくれる人がいる。
認められている。
ほめられる。
信じてもらう。
感謝される。
あるがままの自分を受け入れてもらえる。
ということで、これらのことは人間が生きていくためにとても大切なことであると
栄養が不足すると、暴力性が出てくる。(自分に向かう場合・・・自傷行為など。人に向かう場合・・・弱い立場の人に向けて)
現在の問題を解決するためには、こころと体の栄養をしっかりとること、そのためには、20世紀の価値観『経済至上主義」(はやく、きちんと、たくさん、同じ、効率よく、失敗しない)の方向を変えていく必要がある。
簡単に言うと、スロー&シンプルに。ということだった。
最後にまとめられた、スロー&シンプルというところが非常に気に入った。
この講演会に寺子屋のTさんやSさんも来ていたので、一緒に田吾作で昼食をとろうということになった。私は自転車で行っていたので、帰りは駐車場から出るための大渋滞にはまきこまれず、自動車よりも随分早く着いて10分から15分待っていた。
こんなことも、スロー&シンプルの思想につながっているような気がしてますます自転車が好きになった。