10月

『出雲・石見

10月16日(土)
 学校の教師用図書が置いてある本棚になにげなく目をやると、田畑修一郎の文字。昨年のちょうど今頃、息子が田畑修一郎生誕100年祭の劇に出演したことがきっかけで興味を持っていたので、その本を手にしてみた。『出雲・石見』というものだ。今年の6月に復刻版として出版されたものだった。
 少し読んでみると、昭和初期の出雲の様子、石見の様子が田畑修一郎の目を通して流れるように書かれてあった。まだ途中であるが、この本に書かれている昔の島根の様子と今の島根の様子を比べ、変わっているところ、変わっていないところなどとても興味深く読みすすんでいる。
 中海の印象と宍道湖の印象の違いを的確に表現されてあるあたりさすがと思った。読むまでは気がつかない印象の違いであるが、読んでみると納得できるそんな感じだった。

MyTracks2004