毎日というとプレッシャーがかかってしまうので、毎日とはいきませんが、気が向いた時に、そのときに感じていることや近況をこのページに記していこうと思います。自分の足跡(My tracks)として。教育のことアウトドアのこと、いろいろと書いていく予定なのでどうぞよろしくお願いします。

2003年2月 

 2月28日(金)「卒業に向けて」

 成績関係の仕事と、卒業関係の仕事、研究紀要関係の仕事が山積み。今日は、6年担任2人が夜遅くまで学校に残り仕事。昨日書いた、締め切りがあるから集中ができるというのをそのまま実践している感じだった。ただ、卒業関係の仕事をするときは卒業していく子ども達との思い出話に花が咲いた。来週は、卒業式の練習も始まるし、6年生ありがとう集会もあり、本格的に卒業に向け、学校が動き出す。慌しさにまどわされぬよう一日一日をすごし、子ども達との残された時間を大切にしていきたいと思う。家に帰ったのは結局11時半になってしまった。さすがに疲れた。

 2月27日(木)「限定することの意味」

 算数は、まとめの学習に入っている。最初に100マス計算をして、その後、計算スキルを2つずつすすめ,
残りの時間は、教科書の6年のまとめを個人個人のペースで行うというパターンである。この流れがテンポがよくとてもここちいい。100マス計算と計算スキルに共通しているものは、時間を意識するということである。
 100マス計算は、どれだけ早く計算できるかということに挑戦する。100マス計算に最初に取り組んだときは、途中で集中がきれるような子もいたが、今は、1分台が半分。残りは2分台というように計算力もついてきた。足し算、掛け算、引き算と、どの計算も同じように早くなってきた。100マス計算は、近年脚光を浴びている陰山メソッドとして、有名であるが、それ自体は今から、15年ぐらい前から、岸本裕史さんの「学力の基礎をきたえ落ちこぼれをなくす研究会」の実践として知っていたし、何度か試みたことはあった。しかし、今年度ほど、しっかりと継続して取り組んだことはなかった。この取り組みができたのは、内容が3割削減され、ゆとりの中で基礎基本の充実を図るという新指導要領の趣旨のおかげだと思っている。特に今年の6年生は、昨年5年でやった単元と重複しているところもあり、時間的には、余裕があった。
 もう一つの計算スキルは、法則化が開発した優れたドリルである。4分でどれだけ解くことができるか、という感じで時間を設定して挑戦させている。時間を限定することで集中力が増すわけである。
 我々大人も締め切りがあるから、集中して取り組めるところがあるが、これと同じかな。

 2月26日(水)「二瓶弘行氏の本が届いた」

 先週の木曜日にサークルをして、筑波附属小の二瓶弘行氏に興味を持った。そこでインターネットで、二瓶弘行氏の名前で検索をすると、何冊か本が出版されていることがわかった。すぐにインターネット本屋さんで注文をした。今日、学校から帰ってみると届いていた。東洋館出版社から出ている、国語実践ライブラリーA−学級だより500号の記録−文学読書単元「太陽の子」という本と、同じシリーズのK−読書力と表現力を育てる単元−3年生「ぼくはねこのバーニーが大好きだった」の授業という本である。
 本を手にして文学読書単元「太陽の子」の本の方を一気に読んだ。6年生との1年間の記録である。学級だより500号という数字にも驚かされるが、その内容(抜粋)もすばらしかった。読書を生活の核にして、読書好きな子にしていくのであるが、もうそれを通りこして、読書によって、人生を見つめ、自分を見つめるような子どもたちとその文章に圧倒された。きっと、すばらしい学級だったのであろう。読書を中心とした1年間の単元学習の実践である。二瓶氏の学級だより500号全てを読みたくなった。また、この中で、重要な意味をもつ灰谷健次郎作品も読みたくなった。

 2月25日(火)「平和について思う」

 社会科の時間、世界の中で活躍する日本人の学習で、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんがインタビューに答えているビデオを見た。今までに何度か見たはずなのに、改めて見て平和の尊さ、命の大切さを教えられた。黒柳さんのお話の中には、アフリカの内戦がある地域に行くと、部族同士の殺し合いのために、たくさんの命が奪われていること、特に子どもを狙ってお菓子型の地雷、コーラ型の爆弾などがあり、それにより命を落とした子どもたちがたくさんいるというような内容だった。乳幼児期の栄養失調で、脳に障害が起こってしまうというような話しなど、とても現実のものとは思えないような内容だった。予防接種を受けることができなくて、破傷風で死をまつだけのような状態になった子どもに黒柳さんが「がんばって、生きていきましょうね」というように話しかけると、口の中で何か言ったそうで、通訳の人に聞くと、「あなたにも幸せがありますように」といって黒柳さんを思ってくれたという、内戦で大変な状態でも人を思う気持ちにふれることができ、感動したという内容だった。
 クラスの子どもたちも最初は、黒柳徹子さんの映像を見て知っているということで話し声が聞こえていたのだが、話が進むにつれて、神妙に聞き入っていた。
 平和を当たり前と思い、いつまでも続くものと勘違いしてしまいそうな自分がいるが、平和は強い意志で守っていかなくてはすぐに崩れていくと思う。実際、今の世界情勢は、いつイラク・アメリカ戦争が起こってもおかしくない状況である。日本は国際問題を武力で解決しないという尊い憲法を持っているのであるから、日本国憲法の理念を全面に押し出し、アメリカの軍事介入を断固として反対する立場を表明するべきだと思う。それができない日本の政府に苛立ちを感じるのは私だけではないと思うのだが・・・。

 夜は、体操の特別練習。先日指導者講習で学んだことを実際にいろいろとやってみた。基本をおさえるというのは本当に難しいと感じた。これだからこそ、基本は繰り返し、繰り返しやっていくしか方法はないのだろうと思う。

 2月24日(月)「パソコンについて」

 やっとインフルエンザもおさまり卒業写真を撮ることができた。これで一安心。写真館の方と、卒業アルバムの最終確認。最近はパソコンの画像処理が発達しており、背景を変えたり、欠席者を自然な形で合成したりと、本当にいろいろできるそうだ。写真館の方は、こうしてパソコンで処理できるようになって便利になった反面、家庭でもデジカメをプリントアウトすると写真とあまりかわらないくらい性能がよくなってきたのはとても脅威だと言っていた。フィルムからの現像がここのところぐっと減ってきているということだった。確かに、うちの父のプリンター(年末に購入)でデジカメの写真をプリントアウトすると本当にきれいで、写真と間違うほどの仕上がりだった。これだとわざわざ現像に出す必要もないなあと思ってしまうのも無理はない。
 パソコンと言えば、同僚のM氏が夕方パソコンを購入。興味があるので一緒に電気店に行く。富士通の春モデル。CPUはアスロンXP1600+、ハードディスクも40G、メモリーも256M、USB2が4つとハイスペックなもの。デザインもなかなかかっこいい。値引きやサービスもしてもらい。なかなかの買い物だったと思う。しかし、電気店でパソコンを見ると、ノートで60Gのハードディスクを搭載しているものもあり、この分野はどんどん進歩しているなあと改めて実感。
 実は私のバイオは、現在調子が悪く、音が出ない。デオデオの5年間保障なので、無料で修理できるのであるが、使わない時がないので、出すタイミングを決めかねている。春休みに出すかな・・・。

 2月23日(日)「グレートジャーニーで真砂まで」

 昨日の疲れから、朝は9時半まで寝ていた。あ〜よく寝た。なんだか、今日はだらだらと過ごしてしまいそうだなあと思ったが、そんなことではいかんいかんと気持ちを改め、トレーニング代わりにサイクリングに行くことにした。風邪が治ったばかりの息子たちは今回は見送り。グレートジャーニーを購入して2回目のサイクリングは、NEW自転車の性能を確かめることも考え、前回折りたたみ自転車で行った真砂まで行ってみることにした。前回1時間3分かかっていた真砂になんと45分で到着。速い。でもやっぱり疲れた。今回は運動をしたという実感。(詳しくはサイクリングのページ
 今日、自分の感覚でおもしろいことに気づいた。自転車に乗っているとやはり自動車はこわい。特にトラックなどは後ろから轟音とともにやってくるので危険を感じる。結果的に自動車は敵という感覚になる。自分も乗るものなのに・・・である。しかし、途中でバイクとすれ違ったのであるが、なんだか仲間という感覚を覚えた。それがとても不思議だった。

 2月22日(土)「島根県器械体操合同練習会」

 島根県の各地域の体操教室生(小学生)70名近く集まって合同練習会が大社高校の体育館で行われた。
 私も、益田市体操教室生2名をつれて、朝6時30分に益田を出発して約3時間かけての参加。
 講師は清水幹子氏と前田将良氏という日本を代表する器械体操の選手だった方たちである。
 清水幹子さんは、1997年ローザンヌ世界選手権の日本代表である。彼女は現在大社高校の先生である。実は、清水さんとはずっと以前から知り合いだった。私が島根大学の学生のころ、体操部だったのであるが、小学生だった清水さんがこつこつと練習に通ってきていた。我々も練習の合間に小学生に教えたりしていたのである。そのころは、体操が大好きなとてもかわいい女の子という印象だった。・・・・日本代表に選ばれるほどの選手になるということは本当にすごいことだと思う。特に、島根県のように朝日生命体操クラブのような企業が行っているクラブチームがないようなところから、代表になるということはほとんど奇跡に近いことだといわれている。その奇跡を成し遂げた清水さんは、本当に血のにじむような努力をしてきたのだと思う。ただ、小さいころから、体操が大好きで、全体練習が終わって、お父さんが迎えにくるまでに少しでも自分で練習ができるということで迎えに来るのが遅いと喜んでいるような子だった。大好きなものを真剣に取り組み続けていくと、一流になるのだと思う。現在は、高校生の指導と共にジュニア育成にも力を入れていて、ほぼ毎日そうした子にも指導をしている。ジュニアの指導者としてもすばらしい方である。
 もう1人の講師は1996年アトランタ五輪の日本代表選手の前田将良さん。彼は、アトランタ五輪の本番直前の練習中に怪我をして出場できなかったのであるが、各種の大会ですばらしい成績を修めている方である。彼は京都出身であるが、Iターンでおとなりの浜田市に住んでいるそうである。そのことは知らなかったので、とてもびっくりした。このように超一流の体操人の方たちがこの島根県に住んでいることをとてもうれしく思う。
 午前中2時間半。午後2時間半の練習だった。指導者講習もかねていたので、そういう一流の選手の練習法や指導法をしっかり学ぼうと思い1日集中していた。口をすっぱくして言っていたのはやはり基本のことだった。合計5時間の練習時間のほとんどが姿勢のことや、柔軟のこと、姿勢作りのための練習法などだった。基本ができていないと、高度な技には発展していかないということを強調していた。また、姿勢や筋肉の使い方などしつこいほど何度も何度も練習をした。また、この練習が将来どういう技の時の基本になるというようなことも説明し、子どもたちに練習の意義を知らせていた。こうしたしつこさと丁寧さがなければ一流選手を育てることができないんだろうなあと感じた。いいかげんではやはり頭打ちになるということだ。
 益田市体操教室生の2名は、この合同練習でものすごい刺激をうけたようだ。ただ、本当に疲れただろうと思う。

 2月21日(金)「校内研究発表会2日目」

 月曜日に引き続き、午後から第2回目の校内研究発表会。社会科部と音楽部。算数部。学校保健委員会についての発表があった。
 社会科部は、私と同じ学年部(4年間一緒の学年部というめずらしい同僚)の宮本氏が「どっちの時代ショー」の取り組みについて発表。学級経営との関係や、宮本氏の願いがよくわかった。中村氏の新聞作りの手法も参考になった。
 音楽部は、授業の発表はもちろん、ちょっとした時に使えるネタシリーズがとても楽しかった。算数部は、時間がおしせまり、急ピッチでの発表で申し訳なかったが、基礎学力づくりを中心に取り組み、子どもたちが落ち着いたという発表。特に100マス計算を根気強く取り組んだことや、少人数制の導入を行ったことなどの発表だった。指導者の熱意を感じることができる発表でとてもよかった。学校保健委員会の取り組みは、心の健康ということで、パネルディスカッションをしたのであるが(児童や教師、保護者など)そうしたことの発表だった。今から考えるとなかなかダイナミックな取り組みだったんだなあと思う。
 最後に校長先生がこのように校内研究発表をする学校は他にはなかなかない。と言って感激されていた。私も、今まで研究主任をここ安田小で6年。前任校で4年やってきたのであるが、このような形で全員が校内研究発表をしたのは初めてだったので充実感があった。
 一学期に校内研究発表会をやると提案したときは猛反対をうけるかと心配していたのであるが、みんな好意的に受け止め理解してくれたことをとてもうれしく思ったことを覚えている。ただ、そうはいっても初めてのこと。やる前はとても不安でどうなるのだろうかと思っていた。実際やってみて、文章で読むよりも、細かいところまで聞くことや質問することができるし、その人のハートが伝わってくるなどのよい点があり、とてもいい発表会になったように思う。
 それぞれが一年間自分の課題を追求してきて、全員が一回は公開授業をしてきた。そうした共通の土台があったからこそ、こうした発表会ができたのだと思う。安田小の職員集団の研究に対する前向きな気持ち、すばらしいと思う。

 2月20日(木)「益田教育サークル・・・筑波附属小の報告」

 第45回目の益田教育サークル。今日は、広山さんが、先週行った、筑波附属小と、秋田附属小の報告。前回のサークルの時に話題になった、坪田耕三氏の授業の報告とあって、とても楽しみにしていた。4年生の「変わり方」の授業。封筒の中から、紙を一部分出して、ある規則にのっとって書かれている○が全体では何個あるのか?ということを追求する授業だった。一部分から、規則性を見つけ出し、式にしていく子どもたち。どの子も凛としている印象だった。発言も次々とあり、それぞれに根拠がしっかりしていた。また、式を書いた子ではない子に、この式はどういう考えでできたか分かる人?という形で、全員で考えていく場面を設定していたのが印象的だった。発言している子の雰囲気は、とても柔らかく、どんな発言をしても受け入れてもらえるという安心感の上に立っている感じがした。
 広山氏の話によると、筑波附属小でもぴかいちだったのが、二瓶弘行氏の国語「ごんぎつね」の授業ということだった。広山氏は長野の戸田淳子氏の授業(斎藤教授学で有名な先生・私が追い求めている先生)の授業のビデオを見ているのだが、その先生の授業の雰囲気があったということだった。ただ、方法は戸田さんの追求形態の授業とは違い、朗読を全面に押し出して、その読み方についてどう読んだらよいか解釈を出し合い、考え、実際に声に出して読んでいくという授業だったそうである。その中で、「ごんはうなずく時に、うれしかったのか?悲しかったのか?」という対立ができ、それについて討論のようになったということだった。また、子どもたちはとても鍛えられていたそうで、物語を全文暗記していたり、「ごんぎつね」についての星座(物語の解釈)をまとめていたりして、しっかりと一人一人が考えを持っていたそうである。
 この先生の学級経営も戸田さんと同じように、4月が勝負ということで、最初に相手意識をしっかり持たすことを強く指導するそうである。人が話す時には相手を見るということを徹底して最初に身につけさせるということだった。すごい先生はやはりどこか、共通点があると感じた。この先生は、子どもに表現力をつけるのに、国語の方向から言うと、名文視写と朗読・暗唱をするのがいいという考え方をもっているということだった。そういう考えで「百の詩集」として、子どもたちに配っているそうである。数が違うなあと感心する。私も、つい最近暗唱指導として、とりあえず10の名文を選び子どもたちに暗唱をさせているのであるが、最初から計画的にそういうことをしていくと表現力にまでつながるのだろうなあと学ぶことが多かった。
 秋田附属小の報告については、斎藤教授学の流れの公開研究会ということで表現がすばらしかったということだった。また、西岡陽子氏が指導に入っているそうで、図工の作品もすばらしかったということだった。時間の都合でこちらの報告は、少ししかできず、本格的には次回に回ることになった。
 今日の筑波附属小の報告を聞いて来年は私も参加したくなった。

 2月19日(水)「対面形式の卒業式をなんとか・・・」

 安田小学校の体育館はとても狭い。正式なバスケットコートがとれないぐらいの大きさである。そんな体育館だったので、3年前までは4〜5年生だけが参加して卒業式をしていた。児童数が減り、一昨年からはなんとか全校で行うようになった。そして、今年、この狭い体育館でなんとか対面形式のあたたかい雰囲気の中で卒業式を行いたいと考え、今日、体育館にどのようにイスや机を並べたらできるかの検討をした。保護者に卒業生が卒業証書をもらうところを近くで見てもらいたいとか、入場は、ステージから入ってこようとか、いろいろなことを考えてレイアウトしていった。演台の位置についても来賓との関係で悩んだりした。いろいろなことを考えないといけないので苦労する。卒業生にとって気持ちよく、思い出に残る卒業式にしてやりたいという思いは強いのでなんとか、対面形式でいきたいと思う。

 2月18日(火)「今頃、風邪でダウン(息子たち)」

 息子たちの学校ではインフルエンザが2〜3週間前に大流行して学年閉鎖や学級閉鎖になったのであるが、息子たちはなんとか持ちこたえていた。今年は大丈夫だったなと思ったところ、急に熱を出し、ダウン。学校を欠席。本当にえらそうだった。(きつそう)子どもたちの苦しむ姿を見るのはとてもつらい。早くよくなれ〜。
 夜、体操教室の特別練習があった。いつもは息子が参加するのであるが、もちろん今日は参加はできなかった。全部で7名の参加。

 2月17日(月)「中学校1日入学〜校内研究発表会」

 午前中授業で、午後からは6年生は中学校の一日入学。いよいよ卒業という二文字が近づいてきた。6年生担任二人も最初の説明の部分に出席。本来なら、その後も部活動の様子などを見ることになっていたが、本校は午後から校内研究発表会があるので、説明が終わったところで、失礼させてもらう。いそいで帰り、研究発表。私も国語のヒロシマのうたの実践について発表する。追求形態の授業である。授業の方法論について意見が出た。表現を味わう方向で授業する方がいいのではないかというものだった。イメージを膨らませる部分。文章を検討する部分をはっきりさせ、正確な読みを獲得させる方向と、文章からいろいろなことを想像し味わうような方向と両方が必要なのではというものだった。これらの意見を自分なりに整理して今後の授業に生かしていきたいと思う。M氏の保健体育の研究発表はおもしろかった。他校の実践の成果と課題の部分を重視し、追試によって更に実践を深めるというものだった。次回は音楽部、社会科部、算数部、保健体育部の発表である。今からとても楽しみである。

 2月16日(日)「校内研究発表会にむけて」

 明日、校内研究発表会1日目がある。(金曜日にもある)各自が今年度課題をもって取り組んだことを教職員の前で発表するのである。この会は初の試みである。今年は指定研究のない自由な1年ということで、全員が課題意識を持っている教科で研究授業をした。そのことや、日ごろ取り組んでいることをまとめて、発表するのである。前々からこつこつとまとめていたのであるが、今日ラストスパート。真夜中までかかった。ちなみに、私は国語。久々に自分の授業のビデオも見た。案外がんばってるじゃん。という部分もあるし、う〜んこれはどうかな?という部分もある。記憶と授業記録だけでは見えてこないところが映像では見えてしまうのがすごいというか、怖い。映像でないと分からないことの代表は、間、リズム、雰囲気。

 2月15日(土)「やっぱり いい自転車だ〜」

 グレートジャーニーデビューの親子サイクリング。今回は、柿本人麻呂関連で、高津の柿本神社。戸田の柿本神社にいくことにした。詳しくは、親子サイクリングのページで紹介する予定。サイクルコンピューターで本日の走行距離は30キロという数字が出た。子どもたちから今日のサイクリングはへっちゃらだという言葉。たくましくなってきたと思う。
 さてグレートジャニーに乗った感想はというと。びっくりするぐらい快適だった。特に、必死になって漕がなくてもすいすい進んでいくという感じ。値段の違いは性能の違いということか。運動をしたという実感のないまま、今日のサイクリングを終えてしまった。いい自転車だ。だてに日本一周や世界一周に採用されている自転車ではない。ただ、私自身前傾姿勢にまだ慣れておらず、股間が少し痛くなった。サドルがスポーツタイプで硬めということもあると思う。これは、慣れるしかないのかな。

 2月14日(金)「自己新を目指せ!&NEW自転車購入」

 5年生のころから体育の最初に3分間走をしつこく行ってきた。今日は、最後のロードレース。自己新を目指してかんばろうとはっぱをかけてのスタート。結果は26名中13名が自己新だった。今まで10数回行ってきた2キロのロードレースの中で一番の記録をこれほどたくさんの子たちが出すことができたのである。子どもたちのがんばりがとてもうれしかった。
 話は変わって、今日、ジャイアントのグレートジャーニーという自転車が届いたいつもの通販で購入したものである。この自転車は、探検家・関野吉晴が南米大陸南端からアフリカ大陸までの5万キロの道のりを自らの脚力と腕力で旅をする「グレートジャーニー」という番組の中で活躍していた自転車である。今までは激安の折りたたみ自転車で、サイクリングを楽しんできたのであるが、もう少しいい自転車がほしくなったので購入に踏み切ったのである。折りたたみ自転車は今後、輪行(列車に乗せて遠くへ行く)用として活用する予定。
 最初からいい自転車にすればよかったのにという友人の声が聞こえてきそうであるが、激安の折りたたみ自転車を購入したからこそ、自転車の楽しみを味わうことができ、この趣味にのめり込んだのであって、最初に自転車の楽しさを経験していないところにこの自転車を購入するということはなかっただろうと思う。(この自転車はアルミのフレームで24段変速。フロントサス。前後のキャリーと4つのバックがセット)2002年モデルなので割安で購入。
 この自転車を使って、いつかはロングツーリングに行くことが夢である。 

 2月13日(木)「いつもは腕白なN君」

 いつもは、元気印で、腕白なN君。今まで、全校児童の前で表彰されたことがなかったらしい彼。そんな彼が、6年生の2学期に図工で取り組んだコラグラフという版画で県の優秀賞に選ばれた。いよいよ初の全校児童の前での表彰。N君は「先生。賞状はもらったら右手に持つの?左手に持つの?」「返事をして歩いて行くのはどこを通ったらいい?」と不安そうに聞いてきた。いつもの腕白さはどこへやら。とってもかわいく思えてくる。「どちらでもいいから心配しないで、堂々ともらいにいきんちゃい。」(益田の方言)と言ってあげた。彼の作品が選ばれてよかったなあと思う。

 2月12日(水)「戦時中の生活のことを取材」

 今、総合的な学習で平和学習に取り組んでいる。戦時中の暮らしについて調べている班が、放課後取材に行くことになった。私も一緒に歩いて行った。学校から5キロ近い場所である。7名の子どもと一緒に歩いての取材。ちょっとした遠足のような距離。クラスのTさんのひいおばあちゃんで、84歳になられるそうである。資料だけではわからない生の声を聞くことはとても意味があると思う。松の根っこから燃料の油をとっていた話や、畳表を作って売り、その日の生活に必要なものを買っていた話など、現在では想像ができないような生活のことを伺うことができた。こちらがおじゃましたのに、コヒーやお菓子をいただき恐縮してしまった。ありがとうございました。帰りも5キロの道のりを歩いて帰った。途中雨が降り大変だったが、とても有意義な時間をすごすことができた。

 2月10日(月)「雨ニモマケズ・・・・でもインフルエンザには負けている」

 先週も、インフルエンザの流行で、卒業写真の実施ができなかったが、今日も、欠席者が多く延期。今年のインフルエンザにはまいってしまう。
 国語の時間、「雨ニモマケズ」を行う。最初、暗唱をし、それから内容に入っていった。解釈は、悩んだけれど、やはり人から心配される今の病床の自分ではなく、デクノボウといわれても、人のことを心配できる自分になりたいということで行った。子どもたちからは、疑問として、「どんな人になりたかったのか?」や、「デクノボウになりたいというのはおかしい」などが出た。なぜ、デクノボウになりたいと思ったのかを考える。その解釈として「気が変になったんじゃないの?」ということがでたが、それ以上はなかなか進まなかった。一行一行確認していくと、「西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ニ束ヲ負ヒ」あたりで、そんなのは、やってあげればいいのにという声。そして、それができないくらい病気になってるんじゃない?と言う声。なんか、いい感じと思っていると時間がきてしまった。次回この調子でイメージが変わってくれるといいなあと思う。しかし、全体的には、難しいらしく、一部の子どもたちが考えているという雰囲気がある。ここをなんとか打破しなくては。知的好奇心を揺り起こすスモールステップを考えていかなくてはならないと思う。
 夜は、中間慰労会。3学期も半分すんでしまった。早い。

 2月8日(土)「PTA文集の製本作業」

 朝8時30分からPTA文化研修部が集まりPTA文集「ほほえみ」の製本作業があった。全部で50ページぐらいで250部。印刷→紙を折る→一冊に組むという作業である。11人での作業だったが,なかなかの重労働。印刷機の調子か、湿気のせいか、印刷し終わった紙の中に白紙の割合が非常に多く、よけい時間がかかった。紙を折る作業は、保護者の方と楽しくお話ししながらできたので、それでもまあ苦にはならなかったが、一冊に組むために一枚一枚紙を集めてまわる単調な動きを繰り返すとき、腰は痛くなるは、目がまわり船酔いのような感覚になるは、で大変だった。結局全て終了したのは12時だった。ほとんど休憩なしの3時間半の労働。

 2月7日(金) 「能力=資質×環境×意欲」・・・う〜んなるほど

  第44回益田教育サークルを行った。5人の参加者。今日の話題は各地の研修会の報告が主だった。熊本であった、「でき学セミナー」の報告の中で坪田耕三氏(筑波付属小教諭)の言葉の中で印象に残ったもの。
   普通の教師は よくしゃべる。
   ちょっといい教師は わかりやすく言う。
   いい教師は やって見せる。
   最高の教師は 子どもの心に火をつける。   なるほど・・・・・。はたしで私は?
 社会科・総合的学習のプロ 有田和正氏の言葉
   能力とは 資質×環境×意欲 である。
 この言葉、何気なく聞くとなあんだという感じであるが、よく考えるとすごい内容を含んでいる。それは、掛け算というところである。資質というのはそれほど変わらない。環境というのも日本に住んでいる限りそれほど変わらない。変えることができるのは意欲であるということで、・・・・足し算ならば意欲がなくてもそこそこいけるのであるが、掛け算ということは、意欲が0だったら、能力も0という恐ろしいことになるということである。また、いくら資質や環境が整っていても意欲がマイナスだったら、能力もマイナスになってしまうということなのである。この能力というのは、子どもにもあてはまるし、教師にもあてはまることだと感じた。しかし、逆に1の意欲を2にすれば、能力はプラス1ではなく2倍になるということでもある。・・・・・・がんばろう。
 りえ先生(英国研修仲間)からの宿題(自分では勝手にそう思っている)石垣りんの「表札」という詩の解釈をしようと考えていたが、時間がきたので、次回にまわってしまった。ごめんなさい。
 サークルは木曜や金曜のことが多く、週末で疲れがでるころで、始める前には疲れていることが多い。でも終わったときにはパワーをもらってやる気満々という感じになる。私にとって大切な時間となっている。次回は2月20日(木)の予定。

 サークルの帰りに車の中でFMを聴いていたらユーミンの番組に油谷湾のシーカヤックの時お世話になった内田正洋氏が電話出演していた。ユーミンとお友だちということだった。
 そこでの話題はコロンビア号のこと。最初にこのニュースを耳にした時、内田氏は、ここ10数年事故がなかったので、安全であると思いかけていたところにこういう事故がおこり、驚いたと同時に、やっぱりそうなのかと思ったという。内田氏は、人類の歴史は開拓の歴史で、開拓者の死の上になりたっているというようなことを言っていた。今、最も未知の世界を開拓している宇宙開拓の分野で安全なんてありえないのであって、やはり危険を冒しながらの開拓だったのだということを思い出させてくれたというようなことを言っていた。
 シーカヤックで海から島を見ると、島にいるときより島の環境がよくわかるという話から、宇宙から地球という島をみると、今と違った感覚で地球を感じることができるはずであると言っていた。そして、宇宙に行ってみたいということだった。さすが、パイオニアスピリットの持ち主内田正洋氏である。ラジオの中の声がなつかしく、家についてからも車の中にいて、内田氏のコーナーが終わるまで聴いていた。

 2月4日(火)「学習公開日」

 今日は、(保護者や地域の方への)学習公開日だった。公開授業は今回は、社会科。世界の中の日本という単元の導入部分である。まず、最初にどんな国を知っているかを短冊に書き黒板に張り出した。結構いろいろな国を知っているので感心した。しかし、中にはロンドンやパリといった首都を国だと思っている子もいたので、みんなで検討し首都であるということを確認した。サッカーのワールドカップの影響か、イングランドという短冊とイギリスという短冊があったので、普段イギリスと言っているけど、本当は(グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国)という名前でスコットランド、ウェールズ、イングランド、アイルランドの連合王国であるという説明をした。(さすがに実際に行った国のことは強いのである
 その後、知っている国で多かったアメリカ合衆国についてどんなことを思い浮かべるか聞いてみた。すると、カジノ、広い、英語、FBI、太平洋戦争で戦った国、ペリーなどが出た。意外なことに今話題のスペースシャトルという答えが出なかったのにはびっくりした。ニュースはほとんどの子が知っていたので、あまりにも強烈すぎて、国名と結びつくというより、そのニュースだけが独立したもののように感じていたのかもしれない。
 その後、韓国について聞いたり、クイズ形式で、どこの国のことを説明しているのか答えるという活動を行った。次回からは、興味がある国について調べていく学習である。3学期から、本校にもADSLが導入されたので、インターネットを活用していこうと思う。
 授業終了後、業者と子どもたちと保護者で中学校で着る制服と体操服の採寸。 
 放課後は、業者の方と私たち卒業担任とで卒業アルバムの打ち合わせ。
 その後バスケットの指導。
 夜は、8時まで体操の特別練習。本日も6名の参加。「ふーっ慌しい一日だった。」

 2月1日(土) 「親子サイクリング〜寺子屋」

 最近は、週末の天気がいい。午前中、久々に親子サイクリングに行く。今日のコースはまず国の重要文化財の染羽天石勝神社。それから駅前を通り、辻の宮八幡宮に行くことにした。重要文化財の神社がこんなところにあるということを最近まで知らなかった。東高のすぐ横にある小さい神社である。子どもたちもおみくじを引き、雰囲気を楽しんでいた。
 辻の宮神社は、登る途中に徳川夢声の記念碑があったり、境内にはなぜか大きなシーソーがあったりした。益田の駅をちょっと高い視点から見ることができる。残念ながら再開発の駅前通りは見えにくかった。(詳しくはサイクリングのページ
 午後は、寺子屋の特別編。豆まき「鬼は外。福は内。」(詳しくは寺子屋のページ