8月

胃カメラを飲む・・うげ〜

8月21日(木)
 35歳の時に人間ドックに入り、胃カメラを飲んだ。そのときにポリープがみつかったが良性ということで、定期的に胃カメラを飲むようにと言われ、様子を見るだけだった。その1年後に再び胃カメラを飲んだが大きくはなっていないということだった。人間というものは、自覚症状がないと、ついつい足が遠のいてしまうものである。その後、検診をしていなかった。
 しかし、一昨日ぐらいからなにか「みずおち」あたりや肋骨のあたりに鈍痛を感じるようになった。昨日の健康診断でポリープのことと、そのことを言うと、一度受診してくださいということだった。そこで、今日、午前中に2年ぶりに胃カメラを飲む決心をして朝から何も食べずに日赤に行った。
 久しぶりの受診だったが、予約なしでもなんとか胃カメラを飲めることになり、不安な気持ちで待合室(廊下)で待っていた。
 名前を呼ばれ簡単な問診の後、100CCぐらい胃を綺麗にする液体を飲まされた。これが、塩水のようでなにか変な味だった。次が問題で、口の中を麻酔するゼリー状の液体を3〜4分口に含んだままで待つということがあった。このゼリー状の液体がなにか苦味があり、含んでいるとだんだん舌が麻痺してくるのがわかった。その液体を出し、今度は胃腸の動きを鈍くするための注射を打った。そして、食道を麻痺させるための液体をスプレーのようにして喉の奥に注がれた。これを3回。苦い。この液体は飲み込まなければならないということで、気持ち悪いが飲んだ。げー。
 いよいよ胃カメラである。3回目であるが、何度やってもいやなものである。マウスピースのようなものをくわえさせられ、その中にホースのような胃カメラを徐々に入れていく。食道や舌は麻痺しているはずなのであるが、反射でもどすときのように反応する。しかし、これも我慢我慢。胃の中にカメラが届くのがわかる。マウスピースをしているので、しゃべることもできず、口を空けたまま、よだれのようなものが出てくる、とても人様に見せられるような格好ではない。
 そのうち、胃の中を広げるために空気を入れられる。お医者さんは「ゲップをしないでがまんしてくださいよ。」と言うものの、これも意に反して勝手にゲップが出てくるので、我慢しようにもどうしたらゲップが止められるか分からないまま、時間が過ぎていった。なにやら胃の中をいつも以上に長く検診しているような感じがした。途中、看護婦さんに向かって「前の写真を見せて」というような会話。いよいよ不安になる。その後、もう少し十二指腸、胃の中をぐるぐると見て終了した。やっと終わった。
 お医者さんは「ポリープが消えていますね」というお話。「えっ?」一瞬耳を疑ったが、胃が綺麗になっているという。一安心である。確かに写真では以前ポリープがあった位置には何もない。あ〜よかった。では、なぜ「みずおち」や肋骨の間が痛かったのか?すると、お医者さんは「最近汗をいっぱいかいたり、運動をしたりしたことはありませんか?」というようなことを質問された。Mytracksにもかいたが、『しまなみ海道親子ツーリング』から次の日の部活動指導の間は、大量の汗をかいた。汗をかきすぎると筋肉の電解質の濃度の関係で熱中症のようになって、いろいろなところが痛むことがあるということだった。そうだったのか。これが原因か。原因が分かって一安心。ポリープも消えたことも分かり、胃カメラを飲むのは非常に気持ち悪かったが検診をして良かった。