8月

人権・同和教育講演会

8月12日(火)
 人権・同和教育研修会があった。益田市不登校児童生徒適応指導教室指導員室長の福本久俊先生の講演があった。福本先生は、野球の指導で有名で、生徒をぐいぐい引っ張る校長先生という印象を持っていたが、その印象とはかなり違ったお話だった。ただ、その印象はある面正しく、校長時代まではそうだったらしい。そのことはお話しの中に何度か出てきた。
 しかし、現在の仕事をされるようになって、考え方が随分変ったということだった。おおらかに児童生徒を見ていく必要があるという。ある私立高校へ進学した不登校の生徒が中学時代どのような形でふれあい学級にきていたか、また、その子がどのようにして学校に行くようになるか、までを中心に自分のおいたちなどに触れながらお話しをされた。その中で印象に残ったのは、ふれあい学級の中での友だち関係が学校に行くときにとても重要になったというお話だった。ふれあい学級の教師は、それをただ援助するだけで、子ども同士の力がいかに大きいかということだった。また、見ていないようで、子どもたちは大人の姿を見ているということも印象に残った。「子どもが担任の先生が一番たくさん来てくれたよね」とぼそっと言ったという話、教師として一生懸命対応していくことがやはり大切なのだと思った。そのときは通じていないようでも後々分かってくれるときがくるという教訓になった。自分はどうだったのだろうと、反省することしきり。
 帰りに、先日『ゆらら六日市』で会ったOさんのお兄さん(小学校に勤めている)に会った。その方が妹があこがれの先生だと言っていましたよと話してくれた。お世辞とは分かっているのであるが、そういう話を聞くとなんだかエネルギーが沸いてくる。よし!がんばるぞ!