複式教育講座4日目

7月31日(木)
 研修最終日。今日もきっちり4コマある。最初は、A教官の少人数ならではの作文指導の紹介だった。作文が苦手な子に対しての指導例、子どもの日記を取り上げた日記指導の授業。テーマをある一定期間同じにし、そのテーマについて日記を書かせる事例。この事例は評価言を生活指導的ではなく、テーマについてどうだったのかという観点で書いて行くことで、日記を書くことが楽しくなっていくというものだった。大学というところは、こうした事例の集約場所ではないかと思う。いい事例をこういう感じで紹介していただくとありがたいと思った。
 2コマ目は附属小のT先生の講座。ガイド学習について質問が出て、時間をオーバーした。やはり、実践をとおしているだけあって、質問に対する答えが具体的で2学期すぐにでもやってみようと思えるような方法だった。授業は教師がするという大前提があるものの、算数などの「わたり」では、どうしても子どもに任せる時間が出てくる。そこを克服するために開発されたものだと思う。直接指導をせずに、子どもにガイド役を任せ、教師は両方に関わっていくというものである。ある程度学年の人数がいるにしても、真砂小にも取り入れていきたいと感じた。タブーを作らないという意味からも、一度はこの方法で試すだけの価値はあるような気がする。
 午後は、研究授業の指導案の検討。四則計算の決まりを使ったパズルを各学年に難易度をつけ、提示し、それを「わたり」の授業としてやっていくという案に決定。2学期にはいったところで、うちのクラスでも一度ためしにやってみようと思う。
 4日間の研修が今日で終了した。久々に大学時代の感覚を思い出してうれしかった。 

 明日は、鳥取以東の「つぎはぎ日本一周」の計画である。輪行して鳥取まで行き、ホテルに泊まるって明日の朝、まだ行ったことがない地へツーリングである。4日間みっちり研修をしていただけに、明日はとっても楽しみ。特に楽しみなのは余部鉄橋。40メートルも頭上を鉄橋が通っているものである。その他にも海岸線の美しさを期待している。一応目標は、城崎か、豊岡のどちらかで、鳥取からだいたい100キロの距離である。今までのロングツーリングで、1日だいたい100キロのペースできているのできっと大丈夫だとは思う。ただ、兵庫の日本海側は難所が多いとも聞く。上り下りがすごいのではと、少々心配な面もある。