複式教育講座始まる
7月28日(月)
朝は、10時半に受付だったので、のんびりしようと思っていたのだが、目が覚めてしまい、早めにホテルを出発。自転車でくにびき道路を北上する。自動車では何度も通ったことがある道であるが、自転車は初めてである。案外近い。あっという間に島根大学に着く(ゆっくりこいで15分)。8時40分ごろには着いてしまったので、まだ、あまり人がいない島根大学の構内を自転車でポタリングをする。最初に行ってみようと思ったところは、トレーニングセンターだった。ここは大学時代体操部に所属して、毎日汗を流して練習をした思い出の場所である。当然鍵がかかっていて、入ることはできなかたが、外から見るだけでも懐かしく、入ってみたいと思った。4日あるので、後輩たちが練習をしている時間にちょっと覗いてみようかなあと思ったりした。グランドの走路は全てタータントラックになっており、設備が整っていた。しかし、残念なことに手入れがしてなくて、立派なグランドのわりには土の部分は草がぼうぼう生えていた。私たちのころは土のトラックだったが、草はなかったような気がするのであるが、気のせいだろうか?
第2体育館の場所に立派な理学部棟が建っていたり、学食の横に学生会館が新しくなっていたり、第2体育館ができていたりと、私の学生のころとは随分ちがっているところがあり、興味深かった。
図書館で時間をつぶそうと思ったが、なんと、学生証がないと入れないシステムになっていた(何か手続きをすれば入れるのかも)。そこで、昔、学生会館だった建物の前にベンチがあったので、そこで、休んだ。
講座は、オリエンテーションだけで、午前中が終わった。学食に行き、昼食を食べる。昔とはシステムが変っていたが、学食って雰囲気が懐かしい。チキン南蛮を食べたが、498円と安い。
午後は最初にH教授の教育基本法についての講座。この講座を受けながらいろいろなことを考えさせられた。こういっては失礼かもしれないが、正直幻滅した。H教授は受講者の反応を見ようともせず、ずっとたんたんと自分で準備した原稿を読むだけだった。学生もこんな感じの講座を毎日受けているとすれば、思考停止状態になりかねないなあと感じてしまった。教育基本法については6月に野口芳宏さんが野口塾でお話しをされたが、あのときは具体的な事例を出しながらリズムよくぽんぽんと進め、笑いもふんだんに入っていたのでとても面白かったことを思い出す。同じものをもとに話をするのでも、ここまで違うものかとある意味勉強になった。自分も子どもたちに思考停止状態になるような話し方をしてはいけないということを学んだ。
次の講座は、算数。I教授。この方の講座はH教授の対極のようなすすめ方で、受講者に次々に質問を浴びせかけ、ばっさばっさと切っていく感じの講座だった。H教授の講座の後だけに、受けている間気が抜けないので、少々しんどかったが、こちらの方がここち良かった。我々と面と向かっているという印象を受けた。
4時10分に講座が終了したので、再び、キャンパスをぶらっとしていたら、偶然、瀬戸に出会った。彼は大学時代の同級生で、理学部だったのであるが、体操部。ともに汗を流した仲間である。彼は大学時代から自分の信念をもって生活しており、世間と一線を隔した生活をしているように見えた。自分のペース、自分の研究を大事にしていた。そんな彼は、現在島根大学の教官である。南極に研究にいったり、日本初の化石を発掘したりして新聞に掲載されたりもした人物である。ゆっくり話をしたかったが、明日から実習で外に出るということで、その準備で忙しそうだったので、立ち話をちょっとして別れた。
その後自転車でゆっくりゆっくり寄り道しながらホテルに帰った。ホテルで、このMYTRACKSを打っている。この後、サイトの更新をしようと思っているが、ホテルからうまい具合できるかどうか?