サイクリング
 7月の寺子屋キャンプ以降は、読書感想文の会、漢字大会など、勉強関係が続いた寺子屋だったが、久々に外に出て活動をすることにした。今回は、ずばり、『サイクリング!』
 寺子屋のメンバーも小学生が多くなり、やっと、安全にサイクリングができるかな?という感じになったので、万葉公園まで挑戦することにしたのである。

2003.10.25(土)
 まずは、10時30分、のぶゆき氏宅に自転車で集合。そこには、なんと競輪選手が・・・・と思ってよく見ると、なんと、のぶゆき氏。10年ぐらい前、六日市にいたころにそろえた、パールイズムなどの競輪用の服をびっしとまとい、本日のサイクリングに参加である。気合が入っている。
 小学生より小さい子どもたちは、車で移動をすることにして、小学生1年生以上は自転車に乗って出発。大人3人、子ども7名の総勢10名のサイクリング部隊である。
 191号線ぞいの歩道を進む。これだけの人数の自転車が進むので、目立つ。まして、競輪選手ばりののぶゆき氏が先頭ということで、注目を浴びる。


最初に目指したのは、元益田競馬場の横の道を上っていったところにある、馬事公苑。ここには、馬はもちろん、ポニーやヤギ、馬を追いかける犬などもいて、楽しい公苑である。

 そこは、近所のOさんが管理されていて、特別に馬を走らせてくれた。子どもたちは大喜び。特にこちらへむかって走ってくる4頭の馬の姿はぶつかりそうで迫力満点。

 そんな迫力を味わっているところで、寺子屋名物男Iちゃんが・・・・いつの間にか中に。「あぶなかろうが!!」とみんなから一斉に非難されていた。のぶゆき氏と私は、ムチを持たせてもらい、馬が走り回っている中へ入らせてもらえた。このムチで馬を追いかけ、馬の運動をさせるのだ。万が一突進してきたらこのムチを振り回すとよけて通るということだった。なかなかの迫力。闘牛士になったような気分。ムチ一つで、馬を操るのがとても気持ちいい。馬が4頭、全力で走っているすぐ横に立って見ることができ、得した気分。
 この馬たちを見ながら、乗ってみたいなあ・・と思った。
 ここを後にし、次に向かったのは本日の目的地万葉公園である。ここまでの道は少々坂がきつく、ママチャリで参加のちかこ氏はダウン気味。しかし、立ち漕ぎでクリア。子どもたちは、文句も言わずに登りきった。ここで、車組と合流。

 万葉公園には、遊具がある場所や、ウォーキングにいいような場所などいろいろあるのであるが、今回は、子どもたちのために、遊具のある場所で、ゆっくりした。弁当を食べる予定だったのだが、子どもたちはすぐに散らばって行き、遊具で遊び始めた。元気である。
 少しして、やっとちらほら戻ってきたので、弁当を食べることにした。ぽかぽか陽気の中でお弁当を食べるのは本当に気持ちいい。もう少しゆっくりしたらいいのにと思うのであるが、子どもたちは、すぐに遊具へと散らばって行った。この夏のキャンプの時にも感じたが、今年は、子どもたちだけで遊べるようになったと感心する。大人は、この後、ゆっくり世間話。これがまた、楽しい。
 そんな中、遊具の高いところに登って降りられなくなったHちゃん。「おかーさーん」と呼んでいたが、のぶゆき氏の名言。「目をあわさんかったら自分で降りる。目を合わすな。」発言。そこで、それを実行してみると、なんと本当に自分で降りてきた。こうして、寺子屋の子どもたちは鍛えられていくのである。

 帰りは、高津川沿いの道を下っていくことにした。やはり、高津川は美しい。私が「きれいだなあ」と感じた景色に来ると、子どもたちも同じように「わあきれい!」という声が上がった。
 馬の躍動感に触れ、遊具で目一杯遊び、きれいな高津川を見、ぽかぽか陽気。子どもたちの歓声。とても素敵な寺子屋サイクリングであった。

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