ネーチャーキッズ寺子屋

松の植林体験

2005.11.12
 ネイチャーキッズ寺子屋。今日は松の植林。場所は元、中須キャンプ場(現在は自治会管理の広場)。
 最初に自治会の方に松林の歴史についてお話をしていただいた。

この辺りは海からの風が強く塩害などが発生するということから今から450年ぐらい前に松が植林された。そのお陰で家も立ち並び人々がおだやかに生活できる環境ができあがったのだ。そうして長い間、松林は人々に親しまれながら存在していたのだ。我々が子どものころは、ここのキャンプ場もしっかり整備されていて、いろいろな人が利用していた。しかし、昭和50年ぐらいから松くい虫の被害が出始め、60年代ごろにひどくなり、そして、つい3〜4年前までは雑草や雑木などで荒れ果てた土地と化していたのだ。荒れていたころは、この近くに立ち入ろうにも、2〜3メートルぐらい雑木や雑草があり、ちょっと怖い感じがするようなところで、入れなかったということだった。
 それが、地元の有志の方がこのままではいけないということで、荒れ地を再び開墾し、松の植林を始めたというのが4年ぐらい前だそうだ。

 現在は、随分と整備が進み、人々が散歩をしたり、広場で集って遊ぶのにはもってこいの場所になっている。しかし、まだその整備は途中で、松の植林もまだまだやっている途中なのだ。そこで、今日はネイチャーキッズ寺子屋が昨年に引き続き、松の植林に挑戦したというわけだ。いつものように自分の子どもではない子とペアになり松を植林していった。1時間ちょっとの間に300本ぐらいの松を植林した。ぽかぽか陽気の中気持ちよく作業ができた。今回植えた松が大きくなって、この辺りに松林が再生するのは子どもたちが大きくなったころかも。

 植林が終わり、しし汁ができあがる間に、雑木の伐採などを体験。5歳の子どもも立派に鋸を使う。たくましい〜。

 その後、しし汁と、しし肉の焼肉。しし肉を私が猟師さんに教わったように固めて蒸し焼きのようにして塩コショウで焼いたのだが、やはりこの方法だとやわらかくてとてもおいしくいただける。子どもたちは、このしし肉がおいしかったようでえさを求める小鳥のように七輪の回りを取り囲んでいた。あっという間になくなった。私も焼いていたのであるが、結局一切れしか食べることができなかった。しし汁もとてもおいしかった。


おまけ画像・・・・スコップを洗って乾かすために並べていたらなんだか芸術作品のような