2004.2.13
学社融合フォーラムで発表!
 第4回学社融合フォーラムで、ウィークエンド寺子屋の取り組みについて発表した。ウィークエンド寺子屋は、本当に「大人が楽しみ、子どもが楽しみ」のスタイルで、特別なことをやっているという意識の無いままの2年間であったが、今回発表するために活動を振り返ってまとめたのだが、予想以上に反響があった、というか、「よかったよ」と言ってくださった方が多く。改めて、この取り組みのよさを感じている。
 同じ分科会で発表されたあと二つの団体の発表もとてもよかった。親子手づくりカヌーの会『あめんぼう』の取り組み。障害がある子とない子がともに活動する劇団、『劇団きらきら』の取り組み。
 フォーラムのエンディングの益田蟠竜踊り隊の『益田よさこい』もかっこよかった。益田の若者のパワーもすてたもんじゃないな、と思った。ダンサーの1人に、安田小の時に体操部たっだ女の子がいる。(と言っても今は社会人)彼女の動きもとても素敵だった。その後、AGケースケさんの歌『世界に一つだけの花』もいい雰囲気。
 午後6時からあった、打ち上げにも参加したが、いろいろな方との交流、とても楽しかった。司会者はあの「みうらちゃん☆」やはり、上手だった。AGケースケさんの歌もあり、打ち上げも盛り上がった。『あめんぼう』の会の両、佐藤さんとは意気投合し、今後もカヌーづくり、カヌーで高津川を下ろうとか、江の川を下ろう、宍道湖にくりだそうなど、交流が期待できそう。ただし、『あめんぼう』の会はもうすでに7艇のカヌーを作っているということで、益田はまだ1艇なので、早いとこもう2,3艇つくらないといけないなあと感じた。
 こうして、人と人とのネットワークが広がっていくのだ。発表をすることになったときには、正直しんどいなあと思ったが、こういうつながりができたことには本当に感謝である。
 発表前、何が一番いやだったか?というと、連れ合いや知り合い、なんと父親まで見に来るということだった。今まで何回か研究発表などしてきたが、たいがい知らない方の前だった。今回のように知っている人がたくさんいる中での発表というのは初めてで、とてもやりにくいなあと感じていた。しかし、いざ発表が始まってしまうとほとんど、そんなことは意識することなく「がーっ」とやって終わったという感じ。う〜疲れた。まあ、スライドショーに使った写真などのおかげもあり、おおむね聞いている方たちにも好評だったようで一安心。寺子屋のメンバーからもよかったよという言葉をいただくことができた。終わってからのぶゆき氏はいつものように「どこか他の所からオファーがくるで、そうしたらみんなでその地へ旅行じゃ。」などと言っていた。本当かな?

さて、そのときにまとめた資料は以下の通り

第4回学社融合フォーラムIN綺羅星7 分科会発表資料

 “ウィークエンド寺子屋”でいきいき子育て

1.ウィークエンド寺子屋とは・・・
 ○子育て真っ最中の7家族29名のグループ
     子育ては不安がいっぱい・・・「育児は育自」
     子どもたちにいろいろな体験を
       【野外体験 自然体験 農業体験 困難体験】
     同じ想いの親が集まり協働で・・・・
     完全学校週5日制を視野に入れて・・・
 ○どんな方針で・・・
     ☆子どもたちの体験ステージは大人が創る
         〜親の特技や地域の名人をまねいた体験活動〜
     ☆自分の子ども以外の子どもを観よう
     ☆こんなことも・・・・打ち上げは父親の手で準備から片付けまで!
2.どんな取り組みを・・・
  ○勉強
    基礎基本を繰り返し。寺子屋の日は最初の1時間を原則に     
  ○親の得意分野で親自身が活動をリードしていくもの
    「自然道を歩こう!」 おにぎりだけを持って蟠竜湖1周。
               植物や鳥博士のお父さんに教えてもらおう
    「登山体験!」    深入山登山に挑戦。聖湖で、泥まみれ
    「サイクリング体験」 万葉公園まで自転車で行こう!         
  ○知り合いや、地域の名人さんに講師をお願いして、親子で活動するもの 
    「音楽遊び!」    知り合いの音楽の先生にお願いして、楽しい音楽遊び
    「科学遊び!」    知り合いの理科が専門の先生にお願いして、科学実験。
    「書初め!」     習字の先生にお願いして、書初め!
  ○1回だけで終わらず、連続性のあるもの
    「トウモロコシを収穫しよう」
       専業農家のお父さんの農園で、とうもろこし300本収穫。
       収穫したら、販売できるよう、皮をむき、袋詰め
    「トウモロコシを売ろう!」
       看板、チラシを作り、町に売りに行く。
    「キャンプ体験」
       トウモロコシの売り上げで、キャンプの食材をゲット。
       田万川キャンプ場で、海水浴、釣り、遊歩道めぐり、
                 小川でカニ捕り、温泉
                 小麦粉とバターと玉子でぐるぐるパン作り
    失敗編
    「ブロッコリーを育てて売ろう!」・・・失敗
    「ストーンペイントで綺麗なアクセサリーを作ろう!」・・・・(-_-;)
3.何が変わったの?何がよかったの?
   ○子どもがたくましくなりました
       よそのおじちゃんに、おばちゃんに怒鳴られる体験
       子どもと大人のボーダーを意識して、がまんさせる
       小さい子どもを助けなければならない場面
       それぞれの年齢に応じた仕事をする場面、自分からも
   ○大人が変わりました
     声がけ・・・自分の子もよその子も同じように声がけができるようになりました。
     野外での配慮・・チームとして子どもたちの安全を確保するよう意識するようになりました。
     我が子の見方・・・仲間の我が子への目が今まで気がつかなかった我が子のよさを教えてくれました。
     自分・家族について・・・7家族の結構深いお付き合いの中で、自分というもの、家族というもの、父として母として、夫として妻としてを振り返る機会になりました。
     お母さん・・・たくましくなりました。運動不足解消!ストレス解消!どちらかというと日常では母親が子育てを背負っている部分が多いと感じていたものが、父親が子育てに積極的にかかわってくれるようになり、気持ち的に楽になりました。
     お父さん・・・子育てに積極的になりました。活動的になりました。趣味が広がりました。ストレス解消!
4.これから目指すものは・・・
   ○ 今まで以上に大人も子どもも楽しんでいきます。(特に連続性のあるもの)
   ○ 各地の同じようなグループと交流ができたらいいなあと思っています。
   ○ スケールの大きな活動にも挑戦したいと思います。
             (2泊3日のしまなみ海道サイクリング計画中)2.どんな取り組みを・・・