決意してからは早かった。再び、インターネットで情報収集、以前購入したウッドデッキの本などを見て、イメージを膨らませ、作り始めることにした。それが、ちょうどよいことに10月31日。次の日から3連休という日だった。しかもこの連休に作れと誰かに言われているように3日間とも予定が入っていなかったのである。こういう連休もめずらしいのであるが・・・不思議。

  ウッドデッキ製作1日目  2003.11.1
 ということで、11月1日、ああでもないこうでもないとウッドデッキの図面を書いた。広さもつれあいとイメージが食い違うこともあったが、それでもどうせ作るなら広いほうがいいと思い、庭に実際にロープを引き、どのぐらいの感じになるか確認したりして出た結論は。横は3m40cm、縦は3m(一部分は2m60cm)のウッドデッキだった。我が家の庭のおよそ半分を占めることになる。

ロープを張り広さの確認
 広さも決まったら、早速材料などを買いにホームセンターに出向く。益田には2つの大きなホームセンターがあり、その両方に行き、安い方で購入することにした。
 いろいろな本を読むと、ウッドデッキに適した木材は、レッドシダーという腐りにくい木材ということだったが、益田のホームセンターには無く、買うとしたら、通販になる。しかし、通販だとしたら、最初にどれだけの材料がいるのかをきっちりと計算しなければならず、これがなかなか大変そうである。
 ただ、ホームページなどを見ると、SPF材を使って作っている人もいたので、迷った。値段も相当違う。(SPFの方が安い)
 順天堂に行った時、なんとラッキーなことに、ウッドデッキ作りの先輩である安部先生に会った。ウッドデッキのことを話すと、家にさそってくださり、実際に手作りウッドデッキを見せていただいた。
このウッドデッキもSPF材ということだった。もう作ってから4〜5年ということだが、木材はしっかりしていて、SPFでも充分だということも分かった。ただ、防腐処理など、メンテェナンスに気をつける必要があるということだった。益田にある木材だと、最初に全部購入するのではなく、作るときにいるだけ購入してくればいいので、木材の保管という意味でもSPFの方が有利であるのでSPFに決定。
 その他、安部先生に教えていただき、必要なものを購入した。
 ウッドガード、刷毛、ローラー、コースレッド。
ウッドガード4980円100均で300円コースレッド400本入り345円
 束石(羽板付き9個、羽板無し6個)、ビニールシート、軍手。
羽板付き575円 羽板無し250円3.6×5.4 337円軍手1ダース378円
 当然木材を購入。
 最初は、SPFツーバイフォー材 3m4本。90×90の角材3m3本(支柱用)。
このほか、ペイントうすめ液も購入。
以前からこつこつとウッドデッキのために購入して、今回実際に活躍した道具は以下のものである。

 『充電式インパクトドライバー』
 これが無かったら、絶対ウッドデッキはできなかったといってもいいくらい大活躍。バッテリーがなくなり、何箇所か手でコースレッドを締めたが、それだけで、筋肉痛になった。全部手でやることを想像したら、目が回る。ただ、安物のために、バッテリーがすぐに無くなるのが難点。



 
『電動丸鋸』
 これも大活躍。最初はなかなかまっすぐに切れなかったが、ウッドデッキを作るぐらい使うと、後半はなかなかうまくなったと思う・・・・たぶん。





『水平器』
 水を使っての水平出しまではしなかったが、この水平器は必需品。これがないと始まらない。垂直も出せるし、45度も出せる。





『防塵めがね』
 電動丸鋸を使うときにはめた。これをして線を見ながら切らないと、正確な切り出しができない。もし、これをつけずに切ったら、目の中にのこくずが入りまくり、作業にならないと思う。





『サンダー』
 これは、木材の表面が荒いときに使用したが、ウッドデッキの床はそれほどすべすべでなくてもいいので、あまり使う機会がなかった。

 いよいよ製作。最初にやらなければならないことは、基礎を設置することである。この基礎に大切なことは水平をしっかり出すこと。ホームページを見ると、水を使った水平出しを行っていたが、本の中に、建物の水平を利用して、そのあとは、水平器を使うという方法が紹介されていた。我が家のウッドデッキも、リビングからつながるように作るので、この方法を採用。 建物の水平を利用するので、その分楽になる。しかし、どこに束石を置くかなどはしっかりする必要がある。 

位置を決める

建物の水平を利用

位置が決まったので、そこを少し掘り、砕石を入れハンマーでしっかり押し固める。

 束石も水平を出しながら設置。
 この時、長めの木材を基礎と基礎にまたげ、基礎間の水平も出す。これが結構大変。
 基礎を設置した後、夕食を食べ、それが終わったら木材の塗装。1回目。
 ここまでが、1日目の作業になる。周りが暗くなるまで作業に没頭。