萩で親子サイクリング
4月27日(日)
いよいよ、今日は益田から萩へソロサイクリング。これだけの距離を走るのは初めてなので、不安もあるが、思いっきり走れるという楽しみの方が大きい。朝6時に自宅を出発。途中坂が何箇所かありはしたもののなんとか走りきることができた。約60Kmの道のりである。10時ごろに着いたので時速15Kmの速度で進んだことになる。まあ、景色がいいところで休んだり、途中のポプラにより朝食をとったりしてきたのでこんなものなのかもしれない。後半やや左膝の内側に痛みを感じた。自転車に長く乗ると、必ずここが一番最初に痛む。こぎ方にくせがあるのか、もともと、この部分が悪いのかはよくわからない・・・。普段は全然そんなことを気にしたことはないのであるが・・・。
妻が到着するのを待った。昨日試験運転をしてばっちりだった自転車キャリアに子ども用のMTBを2台乗せ、車の後ろに折りたたみ自転車を乗せてレグナムが到着。家族そろっての萩の町サイクリング。
萩の町はやはり、自転車に限る。とても車では自由に行動することはできない。道が狭いのである。聞くところによると、江戸時代の古地図でも今の町を見て歩くことができるほど、街並や道が保存されているめずらしい町なのだ。鉄道が、町を大きく迂回して設置されているのも町が保存された大きな要因となったようである。親子で楽しく、自転車で萩の町を堪能した。子どもたちはややばて気味だったが・・・。サイクルコンピューターを見ると、80Kmをさしていた。萩の町を20Kmも走ったことになる。(詳しくは親子でサイクリング)
親子サイクリングを終え、妻と息子たちを見送り、再び西へソロサイクリング。まだ、午後4時すぎなのでもう20〜30Kmは行けそうな気がして、どこまで進めるか挑戦!という気持ちで張り切って再スタートを切った。しかし、いきなり、萩を出ると峠がまっていた。峠を登るとき、さっきまでのゆっくりペースの萩サイクリングの時は感じなかった、膝の痛みが再び襲った。ピンチである。最初の峠をなんとか乗り切り、ほっとしたのもつかの間、すぐに、それ以上に長く急な峠が出現したのである。その名も鎖峠。元気な右足をたよりにその峠をゆっくりゆっくりと登った。登っている最中、先日読んだ本の中に出ていた禅の世界と共通するような気持ちになった。ただひたすら漕いで坂を登っていく時に膝が痛いというような気持ちも忘れてただ漕ぐことに意識が集中して自分が無の世界に入り込む(ちょっと大げさか?)ような感覚になることがあった。サイクリングで峠を越えることは、荒行に通ずる・・・・。峠というのは上りがあれば、必ず下りが待っている。登りきったときの喜びはそうとうなものである。峠を登ったご褒美にあのさわやかな風を体中にうけて猛スピードで下っていける、下りがあるのだ。この時も、思いっきり下りを楽しんだ。サイクルコンピューターの最高時速59Kmが出た。
結局、この日は109Kmを走ったところで終了することにした。長門市である。駅の周りに行けばビジネスホテルがあるだろうと思い、駅に行く。素泊まり4100円の駅前のビジネスホテルが今日のねぐら。疲れた足を休め早めに就寝。 (詳しくは親子サイクリング)