国家の品格

6月7日(水)
 藤原正彦氏の「国家の品格」という本の中に〜論理だけでは世界が破綻する〜ということが書いてあった。最初は??と思って読んでいたのだが、なるほどな〜と思うことも多かった。
 確かに人と人、集団と集団が争いになるときというのは、双方にそれなりの論理があり、お互いが自分は正しい論理を主張していると思い込んでいる場合が多い。自分は間違っていると思って自分の主張をする者はいないのだから。
 論理を徹底すると破綻するが、情けというクッションがそれを救うのではないかと私はこの本を読みながら考えていた。
 論理を構築するときに、どこを出発点にするかで、随分違ったものになるとも・・・・感性を磨く必要はここにあるそうだ。
 いいものを見て、いろいろと体験し、日常のちょっとした変化へも気を向ける、忙しさやストレスでこうしたものをついついおろそかにしてしまっている自分がいる。反省。

My tracks 2006