養老孟司氏の講演会

5月16日(火)
 益田のグラントワで養老孟司氏の講演会があった。グラントワは駐車場が少ないのが難点でいつも苦労する。ということで、今日は自転車に乗ってグラントワへ。やはり車は渋滞ぎみで、駐車場はいっぱいだった。しかし、駐輪場は意外にも空いていた。自転車を選択した自分に満足する。(単純である)
 さて、講演だが、とても面白く聞かせていただいた。養老先生の考えを説明するときの切り口が独特で全く関係の無いことのようなことから入って、それでいて、核心をつき納得させられという連続だった。
 都会は意識がつくる。とか、脳に入力されるのは違いからとか、脳に入ったら同じと思う能力を持っているとか・・・・。
 必然性のあるなかでの体験は人を学ばせるというお話も、私自身先日の石見ライドで、リタイヤすると決心したときに携帯が圏外で連絡がつかず、なんとかするしかなくなり、がんばったところなどと、ダブり大きくうなづいた。その話を聞きながら教育者として子どもたちに学ばせたいことをいかに必然性のあるものにしていけるか?ということが大切なポイントなのかも、と考えたりした。
 「やってみなけりゃわからない」をする大切さ、すぐにどうなるかが予想できるようなことばかりしていたのでは人間が小さくなり、窮屈になる。や、感性を磨くには人間が作ったもの以外のものを見るなど、なるほど!が多くあっという間の90分だった。
 しかし、私が養老先生の講演で感じたことは私の「バカの壁」の範囲内で脳に入ったものであるので、他の方はどうこの講演を聞いたのか、とても興味がある。寺子屋のN氏や同僚のI氏、元上司のT氏やM氏、S氏など、たくさんの方が聞いておられたので、いつかどう感じたのかを聞いてみたいと思った。

My tracks 2006