城山鉱山見学

6月7日(火)
 総合的な学習で、真砂地区にある西日本工業という会社の採掘現場に見学に行った。実は私自身もきちんと見学するのは子どものころ、遠足で来て以来で、ともて楽しみにしていた。
 行ってまず驚いたのはその規模の大きさ。採掘現場の一番高いところまで四駆で上っていったのだが、この道の急なこと、標高400メートルぐらいの場所まできた。城山(この採掘現場の山)自体が460数メートルということだったので、ほぼ、山全体を採掘場としているということになる。大きい!
 ここから見た景色は絶景だった。グランドキャニオンと言えば大げさだが、人の手によって、切り出された箇所が断崖絶壁になっていて、立っているだけで、びびってしまうような高さだった。
 ここで採掘されるのは長石や石英で、日本最大の規模だそうだ。この事実にびっくり!。石英は陶器や磁器の上薬として、長石は水を綺麗にするために使われたり、建材、陶磁器などに使われたり、プラスティクの補強のためにミクロン単位の粉末にして使われたりするということだった。TOTOやINAXなどにも出荷しているそうだ。石の選別は人が行っていた。機械ではなかなか難しいということで、暑い中、作業員の方は黙々と作業をされていた。1日に採掘するのは30トンということで、相当な重労働だと思われる。尊敬。
 以前は直径2〜3メートル、長さ10メートルの巨大な石英の結晶が出たそうだが。現在一番大きいと思われる結晶が、ただ、なんとなく事務所の横に置いてあった。直径が2メートルぐらいで、長さは粉砕により1メートルぐらいになっていた。
 機械の雰囲気は、なぜだか「天空の城ラピュタ」に出てくる街の雰囲気を思い出すようなどこか人間的なものが結構あった。もちろん、最新鋭の機械もあったのだが。


My tracks 2005