一人に一畝

6月22日(水)
 毎朝、学校に着くと車から降りてまずやることがある。それは、畑への水やりだ。子どもたちと一緒にやっている。学校農園には各学級それぞれが、好きな野菜を植えた。我が2学級は、秋イチゴ、スイカ、メロン、トマト、二十日大根、トウモロコシ、きゅうりだ。また、全校で一人に一畝ずつ、サツマイモを植えている。
 5月の連休明けに植えてから1ヶ月ちょっとたつが、トマトとトウモロコシはしっかりと根をはり、大きくなってきている。昨年までは、全校でまとめてサツマイモを植えていたので、子どもたちは今一つ愛着がもてなかったようで、それほど手入れができず、結局は技能主員さんがやってくださっていたという感じだった。(ごめんなさい技能主員さん)しかし、今年は一人に一畝という責任が明確になっているとこから、毎日忘れずに水やりをしている。また、自分の芋という意識もある。
 以前、インターネットの何かのサイトで見たのだが、アフリカの象が象牙の密漁によって減っているということで、その解決法として、象を国が管理するのではなく、住民の持ち物として登録して管理するという方法をとったそうである。そうすると、自分の象(自分の財産)を守ろうとして密猟者の協力をするものがいなくなり、密漁が減り、象が増えていったというニュースがあった。また、公園の樹木や花なども、いろいろな人が折って持って帰ったりして、なかなか美しく管理をするというのは難しいそうだが、個人の庭の樹木や花はよく管理されている。こういう例と同じなのではないかと思う。共同で管理するよりも、個人のものとして管理する方が実は全体としてもしっかり管理できるのである。
 今年は、芋の収穫も例年以上に大きな喜びがあるのではないかと思う。

My tracks 2005