体操特別練習S君とのお別れ

3月15日(火)
 体操特別練習。今日は、高校生のS君が最後の練習。19日には大阪に出発するのだ。
 彼に出会ったのは一昨年の7月ごろ。一人で、体操器具を準備して、一人で練習して、一人で片付けている子がいる、時には朝から夕方まで、ずっと体育館にいたりするという情報を聞いて、そんな子がいるの?と驚いたものだ。体操の経験はなかったが、どうしても体操がやりたくて、随分高校の先生にも体操部を作ってほしいと頼んだということであるが、それもかなわなかったのだ。そこで、一人で練習をはじめたそうである。当時、私も小学生を対象にして、体操教室の特別練習をやっていたのであるが、それだけの熱意があるなら、一緒にやろう、彼に声をかけて今日まできたわけである。
 お陰で小学生にとってもとても刺激になったし、高鉄棒など普通ならなかなかセッティングできない器具も毎回見たり、練習したりできた。また、高校生から声をかけてもらえるというのはとてもうれしいもので、練習にも張りができたのも事実。特にうちの息子は、彼のことが大好きで、体操が好きというより、彼に会えるということで、毎回練習に来ていたようなところもある。
 やはり、熱意は本物で、週1回という少ない練習時間ではあったが、いろいろな技ができるようになった。
 大阪の学校に行っても体操を続けるということなので、(体操部があるところというのが、学校決定の基準だった)これから帰省したときなど顔を出してくれると思う。一人暮らしで大変だとは思うが、きっとがんばってくれることと思う。
 今日、解散する前に、少しの時間だったが、お別れのセレモニーをした。

My tracks 2005