第82回益田教育サークル
3月10日(木)
第82回益田教育サークル。新しく鹿足郡から2名の方が参加。ネイチャーキッズ寺子屋のスタッフとして知り合ったのであるが、筑波附属小の研修会にも来ていたので、サークルのことを紹介したら是非来て見たいということになったわけである。
ということで、本日は広山夫妻、大嶋、椋木、永安、原田、原の7名の参加。
話題
タウンミーティングの報告(広山)
先日松江で行われたタウンミーティングについて、印象に残ったことの紹介。
中山成彬氏(文部科学大臣)、梶田叡一氏(兵庫教育大学長)、齋藤孝氏(明治大学教授)が登壇し、大臣の現在の教育改革の概要の報告の後、会場参加者の質問に答えるという形式で行われたそうである。広山さんの報告は「ゆとり教育」「競争」「学力低下」「教員養成」「国旗、国歌」の5つのキーワードごとにそのときの対話をまとめていてとても分かりやすい報告だった。
今年度を振り返って(広山)
この一年で印象に残った言葉ベスト15の紹介が面白かった。
☆私が個人的にドッキとした言葉は
「教師は授業という名目で子どもの時間を奪っている。その時間に子どもたちに何を返すのか(齋藤孝氏)」
「無難な授業をくり返している限り授業の腕は上がらない(野口芳宏氏)」
手品の紹介(椋木)
ちょいネタの一つとして手品を披露。タネは明かされなかったが、なかなか面白い手品だった。子どもも喜ぶだろう。
夕鶴 教材解釈(原)
1月のサークルで教材を読んで疑問を出し合っていたものの、続き。最初、みんなで大変化の部分をさぐり、変化した理由を解釈した。その後、私が14年前に宮坂義彦先生の会、通称「京都の会」に参加して感激したときの解釈をみんなに紹介した。Aさんの解釈であるが、とても緻密で、本文よりも何倍も長い解釈文。あたらしい物語を読んでいるように面白かった。
この解釈を読んで改めて、優れた教師に共通することは「しつこさ」が根底にあり、そのしつこさを子どもにとって面白いように工夫してぶつけていくということが上手ということだと感じた。(面白くないことをしつこくやってもいやがられるだけ)
次回の予定は3月28日(会場は未定)