小学生合同練習会1日目

12月24日(土)
 島根県各地の体操教室生が集まり、合同練習会が行われた。毎年2月ごろに行われていたのであるが、今回は今日と明日の2日間の開催となった。
 指導者講習会も兼ねていて、大阪から城間 晃先生・静江先生をお迎えして両先生が子どもたちに教える様子を見ながら我々も指導法を学ぶというものなのだ。
 実は、城間先生とは、なんとオリンピック男子団体金メダルのメンバーである、冨田、鹿島、米田選手を小中学校時代に育てた方なのだ。今までのオリンピックも入れると、池谷や西川、田中光など錚錚たるメンバー、合計8名ぐらいのオリンピック選手を育てた日本一と言っていいくらいの指導者なのだ。今年の全日本選手権でも上位12名中7名が城間先生が指導した選手ということだった。すごすぎる!
 そんなすばらしい先生が一番大切にしていること、一番しつこく言われていたことはやはり「基礎トレーニング」柔軟や姿勢づくりといったものだ。基礎がしっかりできていないと、どんな難しい技ができても姿勢の部分で全部減点される、その基礎の部分は小さいときにしっかりやっておかないと、大きくなって、技ができてから直すというのはとても難しいし、遠回りになるということだった。シロマスポーツから3名ほど選手を連れてきていたが、そこ子たちに向かって非常にきびしく接していた。膝の曲がりで少しまがっていたら、できるまで、何回も何回も「膝!」「膝!」と言っていた。その子が泣いても「泣いたら力が入らないよ、泣くのを止めなさい」「涙の数だけ強くなると思ってがんばりや!」というような声をかけ、決して妥協せずできるまでやらせていた。「今、膝の曲がりを直しておかないと一生減点され続けるよ!」というようなことも言っていた。世界を目標に取り組んでいる厳しさ、強さを感じた。
 指導者講習会として、技術指導はもちろんだが、こうした指導者の姿勢の部分でも大いに勉強になった。本当に体操をやりたいという子にはこれくらいの厳しさ、これぐらいの要求をしていく指導者の強い意思が必要だということを感じた。
 益田体操教室からも2名子どもが参加したいということで、つれてきて練習をしたのであるが、この子たちにとっても非常にいい経験になったと思う。会場が大社高校ということで、今日はサイクリングターミナルに宿泊した。クリスマスイブということで、私からクリスマスケーキをプレゼントした。


My tracks 2005