東京女子マラソン&学習発表会&サイクリング

11月20日(日)
 この人は本当に強い。今日の東京国際女子マラソンの高橋尚子の姿を見て、思わず目頭が熱くなった。2年前の同じ大会で、アレムに破れてアテネオリンピックを逃した、あの因縁の対決に、今回リベンジしたのだ。シドニーオリンピックでの優勝、世界新記録を出したときも、この選手は強いなあと思ったのだが、今回のこの走りはそれ以上、いや、今までのレベルを超えたすごさだと感じた。それは、2年前に負け、オリンピックに出場できなかったというつらい出来事があったあとでの走りだからだ。普通ならば、マラソンを引退してもおかしくない状況、その状況から這い上がったのだ。それだけにこの”強い”という感想は走りが強いということと、精神力が強いという二つの強さを感じた
 優勝者のインタビューのコメントがまた、すばらしかった。
「本当にこれからまた、時間が進みそうです。一度は辞めようと思ったマラソンでしたが、もう一度やって本当によかったと思える大会でした。暗闇の中でも、夢をもつことで、1日1日を充実して過ごせました。マラソンに限らず、今暗闇にいる人も夢を持って1日1日をすごしてください。24時間という平等に与えられた時間をみなさんも大切にしてください。2年間は走ることができませんでしたが、その間にみなさんの声援やあたたかい心をいただいて、貴重な経験をさせていただきました。辞めようと思ったときのつらかった経験はここに立つためのステップだったのだと思います。」
 今日のQちゃんは本当に輝いていた。

 午前中は、息子たちの学習発表会。2人ともそれなりの味を出していた。今年はブラスバンドから始まり最後の6年生の発表まで全て見させてもらったのだが、どの学年もそれなりに工夫があり、楽しかった。

 午後から、家族でサイクリングでもしようと思っていたが、息子たちは友達と遊ぶ約束をして帰ってきたので、すぐに遊びに行ってしまった。息子たちはいないが、天気もいいのでちょっと出かけよう、ということで、久々につれあいと2人でサイクリング。まあ、サイクリングと言っても住吉神社と七尾城跡という近場だ。
 途中で、数人の方と会ったが、こういう場所で会うと自然と挨拶や言葉を交わしたくなる。お互い同じ場所に来るという共通の価値観がそうさせるのかもしれない。ある方は、近所の方で時々写真を撮りにくるらしい。紅葉の写真を撮っていた。また、ある方は、大社から来た方で、グラントワの雪舟展のついでということだった。「とっても綺麗なところですねえ」と言っていた。
 七尾城跡では、シングルバーナーでコーヒーを入れて飲んだ。紅葉の木々の間から眺める益田はとても綺麗だった。

My tracks 2005