感動

11月16日(水)
 出雲市立K川小学校。この学校が私が教師になって最初に赴任した学校である。初めての担任。4年生を受け持つことになった。その1年間のなんと楽しかったこと。子どものパワーというか、純粋さというか、そういったものに触れ、子どもってすごいな〜、子どもっていいな〜という思いをたくさん経験させてもらった1年だった。なぜ、そんなことを思ったのかというと、それまでの私の大学生活は、部活動(体操)は真剣にやっていたけれど、その他のことは、決して褒められたものではなく、だらけた生活送っていた。楽なこと楽なことへ逃げているそんな生活だったのだ。そんな自分の感覚から、4年生の子どもたちと出会って感じたことは、先にも書いたがなんと、「生き生きと生きているのだ!」ということだった。何かお手伝いを頼むと、我先にとお手伝いをしてくれたり、ちょっとしたことでも、すごく喜び、前向きに挑戦する子どもたち、何度も何度もくじけずに挑戦する姿、そんな子どもたちのエネルギーに触れ、自分の怠惰な生活とのギャップ、自分のふがいなさと対比されて、子どもってすごい!という思いを強く持った、そんな1年だったのだ。
 19年間教師をしていると、いろいろな子どもに出会い、いろいろな経験をしてきて、子どもとは○○であるべき、みたいなのがいっぱいできてしまって、最初の1年で感じたような強烈な感動にはなかなか出会えなくなっている。
 それでも、時々はこの子はすごいな〜と感動することがある。最近もそんなことがあった。本当に頭が下がる、そんな気持ちになることがあった。

My tracks 2005