鉄棒の練習で

10月25日(火)
 サッカー交流会も終了したので、部活動も体操と卓球を交互に行うという真砂ならではの方式を始めている。
 今日は、体操の番。鉄棒を行った。真砂に来て3年目ともなると、暗示も本物になるというか、根性がつくというか、面白い出来事があった。ある子が鉄棒の練習をしていて、手の皮がむけた。すると、他の子たちが「おめでとう!」と言うではないか、本人も「やった〜!」と喜んでいた。そう言えば、「皮がむけるくらい練習したということで、これは勲章なんだよ!」というようなことを昨年まで言っていたのを思いだした。そして、「先生皮がむけました」と言ってくる子どもたちに「おめでとう!ようがんばったね」というように声をかけていたことも。
 それが、3年目ともなると、私がうっかり忘れていたのだが、周りの子どもたちの方がしっかり覚えているのである。そして、皮がむけたのもものともせず(多少痛がってはいたが)練習を続けていた。「手当てしてきてもいいよ」と私が声をかけても、「いや練習が終わってからでいいです。時間がもったいない。」と言う。なんと頼もしいではないか。
 同じ現象でも大丈夫と思えば、大丈夫だし、大変なこと、と思えば大変なことになるのかも・・・そんなことを子どもたちの様子を見て思った。
 「皮がむけるくらい練習したという勲章」これは間違いではない。

My tracks 2005