6月

川に入る & 第72回益田教育サークル

6月24日(木)
 午前中、生活科。近所のTさん(アウトドアの達人)にお手伝いいただいて、近所の川へ魚をとりにいったのだ。子どもたちは、水着で行ったこともあるが、川に入って大はしゃぎ、泳いだりした。網を川下に入れておいて、川岸の部分(草が川についているところ)を足でふみ魚を追うという方法である。私が子どものころにも、よく真砂の川でこの方法で魚を獲っていた。うちの息子も夏休みにこの川につれてきて同じ方法で魚を獲ったことがあるが、これが結構獲れるのだ。
 さて、今日はどうだったか?というと、やはり、大漁だった。とはいっても大物はいなくて、小魚ばかり(ハイゴ、ドロバイ、どじょう、ゴリ)ではあった。それでも子どもたちは大喜び。早速学校に帰って水槽で飼うことにした。
 夕方からのサークルでも話題になったが、このように川で泳ぐという経験をさせるという発想が今の学校ではあまりない、いや逆に川で泳がせないように指導しているといった感じがある。サークルの山口さんは、逆に保育園では川でしっかり泳ぐ経験をさせているといわれていた。今度体育で川で泳ぐという経験をさせてみようかなあと思った。

 夜は第72回益田教育サークル
  本日の参加者は、安部、山口、大嶋、広山、原の5名。
 話題は、大嶋さんの性教育、安部先生のアドラー心理学、山口さんの「末宗辰彦先生を囲む会の報告&イメージの実験」原のLD・ADHD研修会報告 広山さんは、司会の私の時間配分のミスで次回にまわってもらうことになった。申し訳ない。
 さて、本日特に心に残ったのは、安部先生のアドラー心理学の「課題の分離」について。
 他人の課題に口を出していないか?目の前に起こっている出来事は誰の人生の課題か?という考え方に「はっ」とさせられた。自己責任ということなのかもしれないが、他人の課題には口を出さないということである。ただ、「いつでも協力してほしいときは協力するよ。こまっているなら、いつでも力になるよ?手伝えることはある?」というメッセージは送ることが大切というところもなるほどと納得。
 子どもたちの様子を見ていると、相手のことを思っていろいろ手伝ったり、注意したりしているが、それがおせっかいになりトラブルになってしまうということがよくある。この時、さきほどの「こまっているようだけど、手伝おうか?」という一言があれば、たいていのトラブルはなくなるのではないかと思った。
 家庭でもそうだ。子どもの課題を親が肩代わりしてしまい、忘れ物はない?とか、宿題した?とか先回りしてチェックしたり、しかったりすることがあるが、これは本人の問題で、自分で解決していかなくてはならないものなのだ。具体的な場面になると、そうとばっかりはいえないこともあるだろうが、こういうスタンスでいることは、こちらも随分気が楽になるし、相手も楽になることだろう。そして、相手を尊重している態度ともいえる。

MyTracks2004