卒業写真の再生をたのむ

12月3日(水)
 私は、学校の中の卒業写真のコーナーがとても好きで何度となく見入っている。私が真砂小の出身なので、当時の友達の姿や、先輩、後輩の写真を見るのが、とても面白いのだ。また、保護者の方の小さいころの写真もあり、子どもたちと、そのことで話題が広がったりするのも好きな理由でもある。
 この前の『まさご小元気フェスティバル』のように地域の方がおいでになったときにも、この卒業写真のコーナーはたくさんの方が詰め掛ける人気スポットとなっていた。
 ただ、その写真を見ていつも残念に思うことがあった。それは、モノクロ写真は最初のころ(大正のころ)もはっきり写っているし、いいのであるが、カラー写真になったとたん。色あせして、写真の輪郭までがぼやけているような卒業写真になっていることである。ちょうど、この展示コーナーは日当りがいいところにあり、日光によって、退色し、写真自体がだめになってしまったものらしい。現に、私が持っている自分の卒業写真と比べてみても劣化がひどい。(私の卒業写真は日光に当っていない)私の顔も判別できないほどなのである。まあ、最近の写真になると、退色防止に関する技術が上がったおかげか、それほどひどくはない。丁度、カラーの卒業写真になっている昭和48年から十数年の写真がいけない。このことが残念だった。
 そんなとき、カメラのキタムラで『写真から写真ができます。』という広告を見た。管理職にそのことを言うと、写真のいいのがあるのなら是非きれいな写真にしてあげようということになった。しかし、私の卒業写真なら、この方法で、はっきりしたのにできるのであるが、退色した十数年間の卒業写真を集めるのは大変である。年度ごとの卒業生にお願いして写真を貸してもらうのを想像しただけで、ちょっと、無理かな?と感じていた。
 すると、今日、以前真砂小で用務員をしておられた平谷さんが、卒業写真をずっと大切にとっておられて、そのアルバムを貸してくださったのだ。そういえば、以前真砂小に遊びに来られたときに、卒業写真が色あせして見えないのがあるので、残念だというような話をしたのを思い出した。平谷さんはそのことを覚えていてアルバムを持ってきてくださったのだ。アルバムを見ると、きちんと整理されていて、ちょうど、色あせした十数年の写真がきれいに残っていた。
 早速、カメラのキタムラに行き、『写真から写真へ』をお願いした。1枚300円と、意外に安い値段だった。そうそうはアルバムは借りられないので、15年間分の卒業写真を再生することにした。出来上がるのがとても楽しみである。「平谷さんありがとうございました。」

 カメラのキタムラに行った時、中古ではあるが、ソニーのサイバーショットU20という機種が1万2800円で出ていた。昨年売り出されたばかりの割と新しい機種だ。画素数も200万でまずまずである。
 以前、宮島一周カヤックをやったときに、アクアパック(水中撮影用バック)を購入しそれに今使っているオリンパスのC2zoomを入れて撮影したことがあった。しかし、大きすぎるし、レンズが飛び出すので、使いにくく、アウトドアには、もっと軽くて小さいデジカメがほしいなあと感じた。そこで、コンパクトで手ごろなデジカメを探していたのである。候補にサイバーショットのUシリーズが入っていた。コンパクトという点では大合格だったのであるが、安くても2〜3万はするので、お手ごろ感はなく、諦めていた。しかし、今日、12800円という値段に出会い、これだ!と即決してしまった。
 今使っているのに比べると重量は半分以下、大きさは見た感じでも3分の1程度か、それよりも小さいように見える。画質は、まずまずで、これなら今までと同じような場面にも使えるし、アウトドア、特に水中での撮影などに活躍しそう。