第26回県立体育館建設記念体操大会

11月16日(日)
 第26回県立体育館建設記念体操大会が浜田で行われた。くにびき国体の数年前に建設された体育館ができてもう26年ということになる。時のたつのは本当に早い。くにびき国体当時、私は高校3年生。当時はまだ、まだ体操も未熟で、国体とは縁遠い存在だった。当時の国体選手をあこがれの眼差しで見ている一選手だった。
 大学に入り、一から体操を鍛えなおされた。そのおかげで3年と4年の時に国体選手に選ばれた。そのときにあこがれだったくにびき国体の時の選手と一緒に練習したり大会に出場したりしたのがなんとも不思議だった。ただ、3年の時は補欠で鳥取国体に出場したので、演技はしていないし、4年の時には正選手になったものの、中国地区のブロック予選で破れ本国体に出場していない。ということで、国体の会場で演技をしていないまぼろしの国体選手なのだ。
 さて、今日の大会について。この大会は小学生から高校生までが一同に会して行う県内最大の体操大会である。その分、他の大会には見られない活気がある。総勢200名近い参加。小学生も女子は50名以上出場、男子も30名ぐらい出場していた。中学校、高校は予選に勝ち残った選手が出場できる大会であるので、レベルもそれなりに高い。益田から小学生を出場させたかったのであるが、候補選手は全員学習発表会だった。女子の跳び箱などは、益田の子もとてもいい跳び方をしているので、今日、見た限りでは出場したら、入賞したかもしれないと思った。とても残念。
 私は、中学生と高校生の床の審判。全部で50人ぐらいの審判をしたことになる。難度と技の数、特別要求のチェック、姿勢などの実施減点を瞬時にメモしていかなくてはならない。これが結構神経を使い疲れるのである。特に目を引いたのは、湖東中の男子。線がとてもきれいで、体操らしい身のこなしをしていた。また、床でダブル宙をする子もおり、今後が楽しみな感じがした。
 益田体操教室で小学生のころがんばっていた、Iさんは浜田高校で今もやっていて、個人総合でこの大会5連覇達成。おめでとう。
 昼休みにアトランタ五輪選手の前田選手(Iターンで浜田に住んでいる)の模範演技があった。前田選手は33歳?ぐらいということだが、鉄棒でコバチ(手を離し鉄棒の上で宙返りをして再び鉄棒を持つ)、おりは伸身月面。まだまだばりばりに動くという感じだった。オリンピック選手はやはり違う。