8月

隠岐釣行A

8月6日(水)
 隠岐釣行2日目。結局夜中は極度の睡魔に襲われたことと、風が吹き始め釣りにならないということで諦めて寝ることにした。しかし、真夜中に風はますます強くなり寝ることも難しい状態に。夏の隠岐ということで、防寒対策は全くしてこず、半そで、ハーフパンツという出で立ちの私は、寒さでぶるぶる震え、何度も目が覚めた。少しでも風が当たらない場所を求めて移動しながらの睡眠だったので正直寝た心地がしなかった。夏の隠岐でこれほど寒い目にあおうとは・・・・まいった。
 朝5時ごろは朝まづめの釣りにはいい時間帯ということでみんなが起き釣りを再開した。私も負けてはならじと、釣りを始めたが・・・・なかなかあたりがない。相変わらず風も強く、なかなかまひらまさ〜ともな釣りにならない。このまま、帰るのは悔しいなあと考えながら釣りをするも、うきはいつまでたっても沈む気配がない。9時には迎えの船が来るので、あまり時間はない。えさもまだあるので、えさを残して帰るのも馬鹿らしいと思い、7時ごろからはえさをふんだんにまき、魚をおびき寄せる。だいぶまきえをしたころ、浮きが底にひっかかったような感じで微妙な揺れを確認。と、その後強烈な引きが・・・やった。きた。ヒラマサである。久々にお目にかかった。5号竿と8号道糸、7号ハリスのおかげで、引っこ抜くことができた。50センチの豆ヒラではあったが、やはりこの引きは魅力的だった。
 このヒラのおかげで、一気に上機嫌の私。気持ちよく隠岐を後にすることができた。釣り客が9名いたということもあり、渡船で本土(七類)まで送ってもらえることになった。これはラッキーである。荷物をフェリーに積みなおす必要もなくなる。
 11時前に七類につくことができた。予定よりも2時間〜3時間早く帰路につくことができた。さすがにここ何日もまともな睡眠をとっていない私にとって、疲れは相当なもので、益田までの車は睡魔との闘いだった。何度も何度もパーキングスペースで仮眠を取りながらなんとか家に到着することができた。釣行の後の決まりごと。それは、釣ってきた魚は釣ってきた人がさばくというもの。(そうしないと釣行に行かしてもらえないのだ・・当然といえば当然か)眠たい目をこすりながら、自転車の片付け、釣りの片付けと平行してヒラマサをさしみにして盛り、アジとクロをさばいて冷蔵庫に入れる。9時前にやっと料理ができあがる。自分で釣った魚は本当にうまい。子どもたちも9時前まで待たされたことも手伝ってか、うまいうまいとヒラマサをぺろっと平らげた。ヒラ1本分のさしみを4人で一気に食べた。贅沢だ〜。