第７・8日目　2005.8.29〜30　　ミラノ〜成田〜福岡

　このツアー初めての終日フリー。これも、たまたま成田までの直行便だったので、夕方までフリーになったので、普通は昼までのフリーということもあるという。これまた、ラッキーだった。ホテルがミラノにあり、夕方の集合場所もこのホテルなので、それほど遠くへはいけない。つれあいがスカラ座博物館に行ってみたいというので、今日は路面電車でドゥオーモあたりまで行き、そこから歩くことにした。路面電車には番号がふってあり、本来ならば19号で到着するはずだったのであるが、急な工事ということで、19号は途中までで、乗り換えをしなくてはならなかった。ただ、路面電車のチケットは時間内だったら、何度でも乗り換え自由というシステムになっていたので、問題なかった。再びドゥオーモ広場とスカラ広場を結ぶアーケードに来た。ここの床にある紋章の大切なところにかかとをあて、こけずに1周できたら願いがかなうということなので、息子たちとやってみた。全員成功。願いがかなうといいなあ。

　アーケードの中のカフェにより、お茶にした。こういうところに座って飲むと場所代も入るそうなだ。

　息子たちが、イタリアで発売されているデュエルマスターズのカードがほしいということで、このあたりの店にいろいろ入ってみた。結局どこにもうっておらず、断念したのであるが、その途中、日本のアニメのＤＶＤや日本製のゲームが売ってあるのを発見したりして、これはこれで面白かった。また、デュエルはなかったが、遊戯王カードは売っているのを発見した。

　そんな中、昼食の時間になり、通りを歩いていると、なんと、バーガーキングというハンバーガーショップのおまけとしてデュエルマスターズのカードがあるではないか。ミラノに来てハンバーガー？とも思ったが、息子たちの願いをかなえるために、そこに並んだ。しかし、そのおまけは品切れということだった。残念！

　昼食後、ドゥオーモ周辺をもう一度歩いて、お城方面へ歩いていくことにした。この方向は平和の門もあり、集合場所であるホテルの方向でもあったためだ。ドゥオーモは見納め。それにしても本当にすごいスケールだ。こういうのが正真正銘の世界遺産だと感じた。

　歩いていると、それまであまり意識していなかったものまで見えてくる。例えば自転車。そうとう厳重に鍵をかけている。日本製のバイクも結構停まっていた。また、自動販売機は全く無いが、その代わり屋台のような飲み物を売っているお店が結構出ていた。そして、極めつけは自動車の縦列駐車の狭さ。きくと、バンパーはあたってもいいそうで、狭いところから出るときは、バンパー同士を当てて車を移動させてから出るそうだ。日本では考えられない方法だ。

　お城の前で再び記念撮影をし、昨日は入らなかったお城の中へ。中といっても中庭のようになっていて通り抜けるようになっていた。そこを過ぎると公園になっていた。石が多い街中にこうして緑がいっぱいの公園があると、本当にほっとする。
　この公園にもところどころ売店があった。そこで、何気なく目をやると、なんと「ＬＩＶＥＳＴＲＯＮＧ」があるではないか。これは日本では販売していない、癌から生還してその後ツール・ド・フランス7連覇という信じられないような快挙を成し遂げたランス・アームストロングが癌患者のため、癌撲滅の研究のための寄付金の入ったリストバンドである。迷わず購入した。チーム寺子屋の仲間にもお土産になるとも思ったからだ。

　その公園を過ぎると、今度は平和の門が見えてきた。ここはナポレオンが建てるように命令したけれども、結局ナポレオンは通ることができなかった門ということだ。息子たちもだいぶ歩いたので少々ばてぎみ。しばし休憩をした。
　フリーのときに、一度は地元の人が利用しているお店、ショッピングセンターのようなところに行ってみたいと思い、ＣＯＯＰというスーパーに寄ってみた。やはり、観光地のお店に比べ随分とお手ごろ価格でいろいろなものが売っていた。最初からここで買えばよかったと思うものも・・・。まあ、これも勉強。結局随分歩き回ってホテルに到着。集合時間には十分間に合った。
　つれあいと息子たちは歩きつかれてばてばて？それでも息子はつれあいの荷物を持って歩くなど、やさしい一面を見せてくれた。

　ツアーのメンバーも全員集まり、いよいよイタリアを後にする。ミラノの空港へ向かう。